監督自身も、この作品を大スクリーンで見るのは20年ぶりになると、舞台挨拶で語ってくれました… 公開の順番としては、映画「Love Letter」の後になったこの作品ですが、実は、一番はじめに映画にしようと計画を進めていたのが「スワロウテイル」だったそうなんです… 初めての映画と言うことで、「映画らしい映画にしたい」と張り切って作った映画だったみたいです…
「これぞ岩井俊二ワールド!」と呼ばれている作品のようです… 「Love Letter」とか「花とアリス」のイメージしか知らなかったわたしには、ちょっとビックリするような世界観の映画になってました… かなり過激だったというか、なんかマンガの世界(劇画風とでも言えばいいかな?)がそのまま映画になったような気がする映画でした…
やはり印象的だったのは、主役のCharaさんですかね~ 声も顔も、どちらかと言えば苦手な感じの印象しかなかった彼女でしたが、この映画で見る存在感というか雰囲気は、とっても良かったと思いました… こんなにも歌が上手だったんだな?と、改めて思わされました…(少し、印象が変わりました)
そして、この映画では、なんと言っても伊藤歩さんですよね~ 他の映画ではヌードになってるということは知っていたのですが、まさかこの作品でもあのようなシーンが見られるとは、正直思ってなかったです… この映画で、いろんな映画祭・映画賞で新人賞を受賞したというのが納得できるほどの快演でした…(いろんな映画の中で、ボロボロ涙を流す姿が印象的な伊藤歩さん、若い頃にこんな凄いことやっていたとはね~)
周りを固める俳優さんたち… 三上博史、渡部篤郎、江口洋介などなど… 20年も前とはまったく思えないほどの実力&存在感… 一人一人がビックリするほど凄かったです… 呆れるほど、ものすごいクセのある人たちでした…(笑)
女優さんたちも、桃井かおりさん、大塚寧々さん、そして山口智子さん… まあ~、凄かったですね… こちらも、クセが強すぎでした…(笑)
映画.comの作品解説より
「Love Letter」に続く岩井俊二監督長編第2作。舞台は、円都と呼ばれる架空の都市。仲間のフェイホンらとともに偽札作りを始めた娼婦グリコは、ライブハウスを買取、歌手として成功していく。Chara演じるグリコがボーカルを務めるバンドYEN TOWN BANDの楽曲が、実際にYEN TOWN BAND名義で発売され話題となった。96年の日本アカデミー賞において、話題賞、新人俳優賞(Chara、伊藤歩)を受賞。
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20年前の映画を、こんな形で大スクリーンで見られる、そして、監督さんの舞台挨拶で製作秘話・撮影秘話を聞くことができる、映画祭ならではの楽しみ方ですよね~
映画「スワロウテイル」、なかなか面白かったですね~ 自分がお金を出して劇場に見に行くというタイプの映画ではなかったので、こういう出会いがあるのもありがたいことですよね~ ま、なんと言っても、見応えたっぷりだったのは若くて大胆だった伊藤歩さんなんですけどね…