今年の上映作品は、ゲストとして来てくれている監督さんの過去の作品が多かったので、新作を楽しむと言うよりは、撮影当時の思い出・撮影秘話を聞くことができる映画祭といった感じになりました…
成島出監督の「孤高のメス」、三島由紀子監督の「繕い裁つ人」、矢口史靖監督の「スウィングガールズ」、岩井俊二監督の「スワロウテイル」などが上映です… 今年の映画祭の目玉は、NETFLIXのオリジナルドラマ「火花」の上映がほとんどでしたからね～（なんと全１０話、３日間にわたっての完全上映でした）
しかし、上記の４人に加えて、審査委員長の村川透監督に、俳優の船越英一郎さん、行定勲監督、廣木隆一監督、俳優の波岡一喜さん、そして女優の菜葉菜さん、濱田ここねちゃん等が、ロビーにみんな集まっているというのは、なんかトリハダものですよね～ 日本じゅうの映画人が山形に集まっちゃった感じ…
わたしは、映画祭２日目の午後から参加… まずは、最終ノミネート１０作品を鑑賞しました… 審査員の方々が皆さん言ってましたが、本当に力作揃いの最終ノミネートでした… たった３０分の短編映画なんだけど、あっという間にその世界に引き込まれ、最期にはボロ泣きさせられちゃう… 映画の力って凄いですよね～
個人的にお気に入りだったのは、藤原知之監督の「U・F・O～うしまどの、ふしぎなできごと～」、生見司織監督の「だんらん」、あべ美佳監督の「キッチン」の３作品でした。この３作品に投票しました…（あべ美佳監督の「キッチン」が観客賞を受賞しました！ ま、地元山形の監督ということもあるかな？ でも、とっても素敵な作品でした！）
実は、グランプリを受賞したのが、藤原知之監督の「U・F・O～うしまどの、ふしぎなできごと～」だったんですよ！（ボロ泣きしたかいがありました…） 絶対に忘れることができない「初恋」の思い出… 主演の芳根京子ちゃんが、あまりにも可愛すぎる… こんな、今が旬の女優さんが出ちゃっているのは反則のような気もしますが…（笑） 岡山県牛窓の景観が、ホント美しいんですよね～
園田新監督の「DEPARTURE」という映画で、船越英一郎賞（最優秀俳優賞）を授賞した笠原千尋さんのこれからの活躍も楽しみです！ 調べてみたら、２４歳・山形県天童市の出身でしたね～ 身長１５３センチなんで、かなり小さめな女性です…
準グランプリを受賞したのは、山形国際ムービーフェスティバルでは、過去に菜葉菜さん主演の招待作品の上映もあった倉田健次監督の「EVERY TIME WE SAY GOODBYE」でした… ある意味、優勝候補という感じだったんですけどね～
末期ガンの妻との「ツチノコ探し」という、重いテーマの中に「おかしみ」を加えたモノクロ作品です！ これも、素敵な作品でしたよ～
余談ではありますが… 昨年度のノミネート作品だった、宮内貴弘監督の「東京コスモ」というアニメーション映画が、MX４Dで上映されていたので、次の日の朝９：００に行ってみました… ここムービーオン山形には、山形県唯一のMX４Dがあるんですよね～ 無料でMX４D体験ができる… これはお得です… ま、たった６分程度の作品ではありますが… ちなみに、お客さんはたった２名でしたけどね～（笑）
この作品はネットでも見られますので、興味のある方はぜひ！ メイキング映像なんかも充実してますよ～