ようやく楽しみにしていた「木のいのち木のこころ <天・地・人>」(西岡常一、小川三夫、塩野米松著、新潮文庫)を読み始めている。1月にして今年最も読んで良かった本の一冊になる予感がしている。

 

 


大工の基礎は刃物を研ぐことから。

 


楽器は自分で作らない。調律も自分でやらない。となると刃物を研ぐことに当たるのは、スケールを弾くことだったりハノンで指練習をすることなのだろうか。

 


鍵盤に指をおとす。音が鳴る。響いていく。青柳いづみこ氏の「ピアニストは指先で考える」(中公文庫)の「発音練習」を思い出した。

 


あなたにとって「刃物を研ぐこと」は何ですか?