マネージャー坂本竜馬、がゆく | 税理士・社労士の 数事と人事会議

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数事と人事の小俣です。


税理士と社会保険労務士やってます。


日本人の多くが好きな坂本竜馬。


私欲なく、利他で動く心意気。


描くビジョンの、スケールの大きさ。


剣の腕前、強い男。


などなどなど、

あげればキリないほどの魅力が、

万人をファンにさせてしまうのでしょう。


坂本竜馬が好きな経営者の方も多いと思います。


ところで、坂本竜馬って、

優秀なマネージャーの一面もある、って

ご存知ですか?


歴史的な真実は知りえませんが、

元ネタは、司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」

の一節。


こんなくだりがあります。


その時、竜馬は18歳。


土佐の国に流れる四万十川下流の

堤防工事に駆り出される。


工事は、十区ほどに分けられ、

竜馬はその一区の長になった。


人夫を百人くらい使うことに。


各区、競争になる。


ところがおおかたの区で、人夫は、

怠けるわ、喧嘩になるわで、

なかなか工事は進まない。


竜馬の持ち場の一区を除いて。


ここだけは早く進んだ。


不思議に思った人物が、何度か見回りにくる。


すると、そのたびにもっと不思議に思うことがある。


竜馬はいつも木に寄りかかって、

ひざを抱いて居眠りしているのだ。


その男が声をかける。


「竜馬、仕事がはかどっているな」


「ほんまに」

答える竜馬。


竜馬も不思議であった。

(というから面白いですね)


自分の区の人夫だけは、

生き生きと土を運んだり、石を積んだりして、

しかも陽気である。


他の区より、半分の日数で仕上がってしまった。


その方法を詳しく訊くと・・・


・竜馬はまず仕事の責任者を巧みに選び、


・それぞれ分掌させ、競争させた。


それだけ?


・あとは毎日出来具合を確認して、褒美をあげた。


ということです。


どうですか?


優秀なマネージャーですよね。


え?

「竜馬みたいな人間を雇いたい」ですって?


いえいえ。


竜馬みたいな人なら、1つの会社に収まらず、

もっと大きい場所に飛び出してしまいますよ。


経営者であるあなたが

「竜馬みたいに」なったほうが確実です!



お付き合い、ありがとうございました。