サードオピニオン会・講演会のお知らせ

減断薬読本購入希望の方

事実報道に本ブログ記事が連載されています。

 

統合失調症に限らず、長年、抗うつ剤などの長期服薬者、減断薬者の中にも幼児返りの傾向がみられる。

30代、40代でも母親に甘えたり、一緒に寝たりしたがる人が結構いる。

服薬後にそうした状態になった人が少なからずいることは、薬の副作用の影響があることは間違いないと思う。

 

時に周囲の人々を困惑させるその言動は、体は大人であるがゆえ奇妙に感じるが、幼児や赤ん坊の行動と考えれば了承可能である。幼児返りとまで行かなくても、思春期返りと思える事例は山のようにある。

 

ならば、そこからの快復は、育ち直りのようなプロセスを経る必要があるように思う。

 

また、減断薬者の中には、感覚過敏に陥る人がいる。

それは聴覚であったり、触覚であったり、化学物質過敏症であったり。

これも一つの脳の幼児返りではないだろうか?

成長過程で獲得したはずの感覚が退行したと考えるのは論理の飛躍だろうか。

 

最近、感覚統合について理解が進んだが、これは宝の山だと思う。

発達支援は子どもの為のものだが、もし、脳の幼児返りが正しいのであれば、そのまま大人にも応用できると思う。

 

先日の長野のサードオピニオン会では、その正しさを裏付けるような話を聞いた。

 

ある参加者の娘さん(中学生)が幼児返りを起こした。

指しゃぶりをし、母親に甘えるようになったそうだ。

当然、学校にも行けず、いわゆるひきこもり状態になった。

病院に言っていれば、統合失調症の診断がついてもおかしくない状態である。

母親は、病院に連れていくことなしに、甘えさせ、指しゃぶりも注意しなかった。

少し外出できるようになった時、屋台で焼きそばを焼いて売っているおじさんに焼きそば作りをやらせてもらったそうだ。

そのおじさんは、「なかなか上手い」と彼女を誉め、それからあちこちの催事に連れて回ってくれた。

そこから彼女の快復は順調に進み、今では立派に社会に適応出来ているという。

 

服薬により育ち直りを邪魔されなかったことと、第3者との関わりが彼女を快復に導いたのだと思う。

 

 

感覚の発達は、早期の取り組みが大事という。

ならば、大人になってからの取り組みは無駄だろうか?

そんなことはないと思う。

離脱症状からの快復の過程で、草むしりをしたり、農業が快復に役立つことを我々は経験的に知っている。

また認知症が、末端神経の刺激(運動)で快復することも知っている。

人間の心とは感覚の発達と無縁ではないということだと思う。

 

その証明になるのかはわからないが。

ダンスのダの字も知らなかった私が、45歳で始めたサルサ。

数年で人に教えられるほどに上達した。

最初から考えれば、恐ろしいほど色々なことが出来るようになった。

感覚統合の話でいえば、この踊りほど高度な感覚を要求されるものはない。

 

 

 

 

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