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発達障害を認める認めないという議論は不毛である。

 

発達障害概念は、その特性を持つ人には助けになるというのは間違いないだろう。だが、それを疾病として医療が扱うのは大変危険である。自閉症スペクトラムという言葉が示すように、グレーケースをすべて黒と扱う危険性がある。つまり、ほぼ誰でも診断可能となるのである。

 

昨日のサードオピニオンでも話題になったが、

そもそも最近、児童精神科医を名乗る精神科医が突如として現れた。そもそも、この日本に児童精神科医なんてものは存在しない。

 

この話をするためには、まずうつ病の問題を論じるべきだろう。

うつ病は精神科領域の主要な疾病と皆思っているが、

その学会である日本うつ病学会なるものは、なんと2004年設立である。わずか13年の歴史しかないのである。

 

そもそも、20世紀においては、精神医療は狭義のうつ病(内因性うつ病)を扱っているに過ぎなかった。最近の広義のうつ病など見たことも無い精神科医が専門家として治療に当たったのである。そもそも、突如として現れたフレッシュなうつ病患者など、診たこともないのである。この新しいうつ病概念の専門家など何処にも居なかったのである。

ろくに研究する前に、せっせと薬を処方したのである。

因みに、日本うつ病学会の前身は、パキシルのGSK社のうつ病研究会である。

 

本来の流れは、こうあるべきだろう。

研究→学会→臨床研究→薬の開発→一般に臨床

ところが、うつ病は、

薬→一般に臨床→学会→研究

と真逆である。

信用など出来る訳がない。

 

発達障害の主要な診断名であるADHDに至っては学会設立は2008年である。

ADHDなど、どうやったら疾病として研究できるのか私には理解不能であるが、

そこは百歩譲っても、僅か8年の歴史しかないのである。

専門家などどこから生まれようか?

そもそも、疾病概念としてのADHDをきちんと研究などしたら、論理破たんするしかない。

 

日本発達障害学会(旧日本精神薄弱研究協会)という古い学会はあるが、その母体は伝統的な精神薄弱概念、知的障害を扱った学会である。

 

少なくとも、一番きちんと研究をしていそうなのは統合失調症であるが、真摯に患者と向き合いその病を研究したブロイラーのような病理学研究を現在の精神医学は捨ててしまった。

デタラメ薬物治療の失敗を、発達障害の2次障害なんていうのは、噴飯ものである。

それはただの薬物中毒。

かつて、うつ病の薬物治療の失敗を双極性障害と誤魔化したのと全く同じ騙しである。

 

デタラメを誤魔化すために、治療の失敗を新たな疾病概念にすり替えるのは、この分野の常套手段なのだ。

 

いい加減に気が付きましょう。

 

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