サードオピニオン会・講演会のお知らせ 西宮、東京、神奈川、福岡、大阪、香川、静岡(三島)、愛知、中津川(岐阜)、群馬、佐賀 new !!!
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今日のサードオピニオンは、支援職3、当事者(元患者)4だった。

関西は当事者中心だが、神奈川は支援職が多い。

これだけ、私が医療と福祉にダメ出ししている中で、この会に参加してくれているのだからある意味貴重な人達である。

PSWと看護師の仲間は沢山いる。医師もちらほら。

我々は、医学モデルは批判しているが、それぞれの医師やコメディカルを排除している訳ではない。

 

逆に、オルタナティブでの彼らの役割は明確にある。いや、その役割での積極的な関与を期待してやまないのだ。

 

 

オルタナティブの基本理念として採用しているリカバリーモデルは、当人中心主義である。

だから当然、薬を飲む飲まない、治療を受ける受けないを決定する権利は当人に属する。

「治してあげる」「助けてあげる」的な、押し付けの医療、福祉を否定しているのであって、我々は、当人自らが治療を選択できるという当たり前の関係性を求めているだけである。

 

私自身も、この活動のリーダーという役割を担っているが、何も命令したりするわけではないし、リーダーである前に良き友人でありたい。私は、皆に使ってもらう立場である。

医師やコメディカル、福祉に求めているのも同じこと。医者である前に、良き友人であって欲しいのだ。頼もしい良き友人として、その専門性を発揮して欲しいだけである。

 

イタリアの精神保健改革では、まず最初に、医者自身がこれに気付き、自ら身を正したのである。だからこそ、その巣窟である精神病院をまず廃止し、地域に出て行ったのである。

当事者中心のリカバリーモデルもまた、精神科のベッド削減、地域移行の中で広がった当事者運動の中で生まれたものである。どちらも、まず医学モデルを捨てることから始まっている。

 

リカバリーも、話題のオープンダイアローグも、医学モデルを温存したままで機能する訳がないのである。リカバリーやオープンダイアローグを推進したいならば、まず、自身とお仲間の身を正し(医学モデルを捨てて)、まずは、地に降りて頂きたい。そして、いい加減な診断と投薬をまず捨てることです。診断ありきのシステムでは結局何も起きやしない。

 

オルタナティブ協議会の求める専門家は、ともに地べたで這いつくばって、その専門性、権力でもって当人のクライシス(危機)に対峙いただける人である。

 

オルタナティブ協議会では、我々と一から新しいシステムを構築することに協力頂ける医師やコメディカル、福祉職を募集しています。

 

全国オルタナティブ協議会の会員募集始めました。

全国オルタナティブ協議会は、現在の保健、医療、福祉の外側での問題解決を目指す、市民の相互援助、自助グループです。全国オルタナティブ協議会HP

また、オルかんクラブハウスプロジェクト(全国初の当事者による自助プロジェクト)が始まりました。関西での活動にご興味のある方、またお住まいの地域でオルタナティブを実現したい方の参画をお願いします。ご希望の方は、参加理由を添えて、オルタナティブを実現する300人委員会に参加お願いします。こちらは実践を伴うグループですので、皆さまの実際の行動を要請します。

さらに、オルタナティブ活動の根幹たる市民、患者の治療選択の権利、服薬選択の権利を守るための活動、FBにその準備グループ『STOP!強制治療・強制服薬キャンペーン実行委員会』を作成しました。

ご興味のある方は是非参加ください。