どの口がそれを言うのか!(怒) | 偕楽園血圧日記

どの口がそれを言うのか!(怒)

 今日は帰宅時間が遅かったので、本当に一言だけ。


 朝日新聞がまた、


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 避難者いじめ 実情学び考える授業を

 東日本大震災と原発事故で、福島県内外に避難した子どもたちへのいじめが、この1年間で129件確認された。
 震災や事故にからむいじめと認定されたのは4件だけだったが、文部科学省は「すべて把握できたわけではない」と説明している。むろん、これは氷山の一角にすぎないだろう。
「お前らのせいで原発が爆発したんだ」「放射能がうつるから来ないで」と過去に言われた例も報告された。横浜市に避難した子がいじめで不登校になったことが、昨年秋に大きく報じられたのを改めて思いおこす。
「背景には放射線や、避難を続ける人たちへの理解不足がある」と松野博一文科相は述べた。子どもたちは周りの大人の発言や態度に影響を受ける。はびこるいじめは、大人社会の無理解を映す鏡でもある。
 県民を傷つける言動を閣僚もくり返してきた。自主避難者の苦境を「本人の責任」と言い放った今村雅弘復興相だけではない。石原伸晃氏の「最後は金目でしょ」、丸川珠代氏の「反放射能派、と言うと変だが、どれだけ(線量を)下げても心配だという人はいる」などだ。どちらも環境相時代の発言だ。
 福島に戻る人が増えるほど、復興が進む。あるいは進んでいるように見える。政権のそんな思惑と打算が、避難者に肩身の狭い思いをさせてはいないか。
 
いじめの原因が「理解不足」にあるのなら、実情を学び、考える機会を子どもたちに提供する責務が、大人にはある
 たとえば福島県教育委員会が作った「ふくしま道徳教育資料集」を使ってはどうか。小中高向けの各版がそろい、県教委のホームページからも手に入る。
 避難を強いられた住民の気持ち。「放射能差別」や福島の農産物に対するいわれなき偏見。そうした重いテーマも、実話に基づいて扱っている。
 避難生活や福島の現状を描いたルポ、ドキュメンタリーも、教材にできるだろう。放射線の勉強をまじえて総合学習で学んだり、現代社会などの授業で扱ったりする方法もある。
 避難するか、とどまるか。故郷に戻って再出発するか、避難先で生活をたて直すか――。一つの正解がないからこそ、福島の人々の選択は分かれた。
「本音で語り、考えが相いれないこともあると認め、互いを尊重しつつ折り合いをつけることを学んでほしい」。福島県教委の担当者の言葉だ。
 教え込むのではなく、自分で考えさせる。そんな授業に取り組む良い機会ととらえたい。
 朝日新聞デジタル 社説 2017年4月16日

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 こんな偉そうな社説を書いていた。


 相変わらず、(2017/04/07の記事、「ジャーナリズム」は自殺したいようだ)で書いたように、


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(問)福島県だけではありません。栃木からも群馬からも避難されています
(答)だから、それ……
(問)
千葉からも避難されています
(答)いや、だから……
(問)それについては、どう考えていらっしゃるのか。
(答)それはそれぞれの人が、さっき言ったように判断でやれればいいわけであります。
(問)判断ができないんだから、帰れないから避難生活を続けなければいけない。それは国が責任をとるべきじゃないでしょうか。
(答)いや、だから、国はそういった方たちに、いろんな形で対応しているじゃないですか。現に帰っている人もいるじゃないですか、こうやっていろんな問題をね……。
(問)帰れない人はどうなんでしょう。
(答)えっ。
(問)帰れない人はどうするんでしょうか。
(答)どうするって、それは本人の責任でしょう。本人の判断でしょう。
(問)
自己責任ですか
(答)えっ。
(問)
自己責任だと考え……。
(答)それは基本はそうだと思いますよ。
(問)そうですか。分かりました。国はそういう姿勢なわけですね。責任をとらないと。
(答)だって、
そういう一応の線引きをして、そしてこういうルールでのっとって今まで進んできたわけだから、そこの経過は分かってもらわなきゃいけない
復興庁「今村復興大臣記者会見録[平成29年4月4日]より

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 というところを隠して「福島の避難者は自己責任」と復興相が言ったかのような歪曲を書いて政権のイメージダウンを図ろうとするインチキ新聞が上から目線で「理解がなんたら」というのならば、何度でも貼ってやろう。
 


 こんな本を出して「放射能デマ煽り」をやったのは誰だ!

どれだけ(線量を)下げても心配だという人はいる」だと?
 そういう人たちがいつまでも不安に駆られているのは、(2015/02/03の記事、デマやインチキで不安を煽るやつは許せない!)で引用した記事のようなデマ飛ばしをやっている週刊誌を出している、あんたたちのせいではないのか? そういう人たちを道具にした「放射能で政権叩き」をするためにと。


 この手のデマでいまだに被害の巻き添えを食っている茨城県民として、朝日新聞のこの「正しい理解がなんたら」という態度は、絶対に許せない