以前から「福田さんとどうなの?」という謎の質問を受けることはあったのですが、
先週のブログ(福田市政は未来への投資か、負担の先送りか)を書いてからその回数が倍増している気がします。
やはりそういうことはかなり気にして頂ける?ようです。
文字だけでは真意を伝えられないのでここではコメントは差し控えますが、
今日は「福田さんとどうかなのか」よりよっぽど重要な、平成30年度の予算案をご紹介したいと思います。
先週のテーマが「中長期的な財政運営」だとすると、今週のテーマは「今年度と来年度の差」です。
具体的には、一般会計の中で平成29年度から平成30年度にかけて増額になった身近な小事業ベスト10をご紹介させて頂きます。
事業には単年度で完結するものもあれば、1年目に設計、2年目に建設というパターンだったり、
システム更新などのように3年に1回ドカンとコストがかさむようなパターンなどがあります。
なので、単年度の予算を見て「市が力を入れた」「入れなくなった」という評価はできませんが、
なんとなくのトレンドと規模感を感じていただければ幸いです。
(ちなみに基準として、川崎市が1年間で公園の維持管理にかけているお金は36憶円です)
ではH29→H30の増額ベスト10をご紹介します。なお事業名は完結にまとめています。
①小杉小学校整備費 53億円↑(2億円→55億円)
②民間保育園運営費 49億円↑(265億円→314億円)
③学校施設保全費C 46億円↑(4億円→50億円)
④等々力緑地整備費 31億円↑(1億円→32億円)
⑤研究施設整備費 29億円↑(0億円→29億円)
⑥登戸区画整理費 16億円↑(52億円→68億円)
⑦給食センター費 11億円↑(10億円→21億円)
⑧保育所(末長)整備費 11億円↑(1億円→12億円)
⑨学校施設保全費B 11億円↑(2億円→13億円)
⑩学校施設保全費A 11憶円↑(1億円→12億円)
以上、割と身近な大幅な増額のあった小事業でした。こう並べてみると、ざっくりとですが、
①④⑤⑥⑧は新しいハード
②⑦はソフト・運営
③⑨⑩は古いハード
に対する費用といった感じでしょうか。
一度公表された予算案を議会が否決するということは一般的にほとんど行われていませんので、
やはり市長がどのような予算を組むのかは非常に重要ですし、もっと注目が集まってもよいような気がします。
どのように情報が出されると市民が評価しやすいのか、議論しやすいのか。
これは個人でも、地域政党としても一度考える機会を設けてみようかと思います。
前回ブログでご案内させていただいている市政運営に対するアンケートでは、
「こんなことにお金をかけてほしい」という思いをお寄せ頂けているので、
「わかりやすい情報」には一定のニーズがあると信じたいものです。
まだまだアンケート受付してますので、ぜひご参加ください。