野球をするってこういうこと。 | 少年野球をする息子が試合で120%の結果を出すために親がするべき「親サポート」を伝授するブログ

少年野球をする息子が試合で120%の結果を出すために親がするべき「親サポート」を伝授するブログ

子供がスポーツで活躍するために、あなたができることはたくさんあります。何が子供のためになるのか、何をしてはいけないのか、このブログデはそのことについてお話します。子供さんがスポーツをしている方は是非参考にしてください。

野球少年サポーターのじゅんです。

子供さんが野球をやっているというあなたに、

伝えたいことがあります。



今までとは少し違う記事になりますが、
最後まで読んでくれると嬉しいです。



これを読んで、


僕が野球で得たものの大きさ
少しでもわかっていただければと
思います。


 

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今からする話は、僕の野球人生における 実際の話です。




僕は、小学2年の頃から
ずっと野球一筋でした。



小学校・中学校は軟式野球部、
高校では硬式野球部に所属しました。




高校生になって、

僕らが最上級生になり、

引退まであと1年ってところまでくると
急に責任感とか焦りとかが出始めました。



夏の大会で結果を残すため、


僕はみんなが帰っても最後まで
グラウンドで練習していました。



2年の冬を超えて春になり、

高校最後の大会まで半年をきりました。




ここへ来て僕は
レギュラーを奪われました。



悔しさと焦りとで、
今まで以上に練習時間を増やしました。


(今思えば、よく毎日あんなにも
フラフラになるまで取り組めたな、と思います。)




そのときの僕の原動力は
ただひたすらの悔しさと、

僕をレギュラーから外した監督を見返してやるという強い気持ちでした。




そして、
高校3年生の夏




僕にとって、
最後の大会です。






負けたら引退です。








渡された背番号は10番、
補欠の番号です。



最後の最後まで足掻きましたが、
レギュラーは奪い変えせず。





そして試合の結果は、




初戦敗退。




予想だにしなかった展開に唖然としました。



この夏、10年間続けてきた野球が
あっという間に終わりました。
  



そして僕は、最後の大会に
出場することはありませんでした。



なぜか涙は出てきませんでした。



ただただ悔しかったけど、

こんな終わりかたをするなんて、
実感が湧かなかったから。





そして
部活を引退したその日の夜、



両親に


『今まで野球をやらせてくれてありがとう』



と、始めて伝えることができました。

たった一言でした。


でも、10年間の思いが心の底から出た言葉でした。


このたった一言で
母は涙を流しました。


母がどんな気持ちで涙を流したのかは
わかりません。



でも、僕の気持ちが伝わったようで嬉しかったです。



照れくさくて、こういうことはなかなか言わない僕ですが、

なぜかその日の夜は伝えずにはいられなかったのです。




母の涙をみて、
僕のことをどれだけ応援してくれていたのか、
わかったような気がします。



10年間、ずっと僕の成長を一番そばで見てくれていた両親の苦労を僕は知っています。



僕にとってこの10年間は
実に長いようで短いようで、
やっぱり長かったです(笑)
 
母や父にとっても同じでしょう。

ただひたすらに、僕をサポートし続けてくれました。
  



数え切れないほどの
喜び、悔しさ、挫折
を経験しました。




最後の大会に出れなくて、しかも
悲惨な結果で終わったときに


「今までの努力は無駄だったのかな」

なんて思いそうにもなりました。



しかし、


仲間とひたすら走り回った日々


毎日の部室での会話


監督にボロクソ言われて落ち込んだ日


死ぬかと思うほどしんどかった練習


早朝に、あくびをしながら自転車を漕いだ通学路


悔しくてグラウンドの端で一人泣いていた日


真っ暗なグラウンドでバットを振っていた日々


仲間と勝利の喜びを分かち合った瞬間





この10年間で得たものは
言葉では表しきれないほどの価値があるものだと気づきました。


終わったんだという実感が湧いて、始めて気づいたのです。




これらの経験が、直接的に今後どのように役に立つかはわかりませんが、

僕の人生の絶大な支えになることは間違いありません。
 



だから、
たとえ最後の試合に出ることが出来なくて、初戦で負けたとしても


10年間ひたすら野球をやってきて良かったと、心から思っています。



10年間で得たものは、
何にでも変えられないもの。


あなたの息子さんも、

せっかく野球をしているのなら、
多くのことを得て欲しいと思います。



僕が得た、言葉では表せれないほど大きなものを、あなたの息子さんにも得てもらいたいです。



そのためにはやはり親のサポートも大事で、


だからこそ、僕は親のあなたのサポートになる記事を書いています。


あなたの子供さんにも
大きな人生の宝を得てもらえるよう、
一緒に頑張りましょう。

 


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僕が、引退した夜

母に一言の気持ちを伝えたあと、

母が涙を流しながら
僕に言った言葉は
今でも心に残っています。


『   今までお疲れ様。

        野球を続けてくれてありがとう。』


このとき、母が僕に言った
「ありがとう」の意味
みなさんにも考えてほしいと思います。






じゅん