ＷＢＡ世界ライト級スーパー＆ＷＢＯ世界ライト級王者ファン・マヌエル・マルケス（メキシコ）は、１６日（現地時間）メキシコ・カンクンで、仮想マニー・パッキアオ（比）の元ＷＢＡ世界Ｓフェザー級暫定王者リカル・ラモス（コロンビア）と対戦。
マルケスの横は殿堂入りしたイグナシオ・べりスタイントレーナー。
サウスポースタイルのラモスは２５歳。２４勝（１８ＫＯ）３敗。
両雄にらみ合って、いよいよ試合開始。
マルケス６２．６キロ。ラモスは６３．５キロ。
立ち上がり、ラモスも大いにやる気を示していたが。
９０秒過ぎ、この右一撃がコロンビア人を襲った。
次の瞬間、ラモスの意識は飛んだ。
そのままフラフラと腰砕けを起しながらダウン。
失神状態でピクリともしないラモスを見て、レフェリーは即座に試合を停止した。
マルケスが恐ろしいパワーを見せ付け、初回１分４６秒ＴＫＯ勝利。
１１月１２日のパッキアオ戦へ向け、大いに意気上がるファン・マヌエル。
マルケスの左肩後方には、フェルナンド・ベルトランプロモーターの右腕、ギレルモ・ブリトーが見える。
メキシコのファンをうならせたマルケスの圧勝劇。
来月２３日で３８歳の誕生日を迎えるが、いささかも衰えを感じさせない。
５３勝（３９ＫＯ）５敗１分。強打とＫＯ負けは一度もないタフネスを誇る。
パッキアオとの３戦目。メキシコファンの期待を一身に背負って、ファン・マヌエルは戦いの場につく。
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