ノンプロのサッカーの観戦をご検討されているなら | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

他のスポーツよりもはるかに国際化が進むサッカー界では、選手達がプロになる方法が極めて多様化しています。中学生の頃から異彩を放っていた選手が高校生の内にプロチームと契約するケースもありますし、高校サッカーやJリーグのユースチームで優秀だった選手が高校卒業後にJリーグチームに加入したり。かと思えば、高校卒業と同時にヨーロッパに渡って様々な国の様々なチームのトライアウトに参加してプロを目指す選手もいます。

 

18歳以下の高校生世代の大会も、非常に多様化している上にレベルが上がっています。伝統的にこの世代は、高校サッカーが一番有名ですが、Jリーグ開幕後はプロチームもユースチームを作って育成に力を入れており、Jユースカップや日本クラブユース選手権などを主戦場にしています。また、高校やクラブユースの垣根を超え、通年で地域ごとに行われる高円宮杯プレミアリーグ及びプリンスリーグも行われています。少し知名度が低い感がありますが、この大会では日本の高校生世代においてもトップクラスの選手達が必死で戦っているわけですので、試合1つ1つのレベルの高さは相当なもので、見ごたえのある戦いが見られます。

 

高校を卒業してプロから声がかからない場合、大学4年間はプロスカウトにアピールするラストチャンスなので、志の高い選手達ほどとにかく必死。それだけででなく、大学生の選手達は高校生よりも体つきがしっかりとし、技術も高いので心技体全てにおいてレベルは高いと感じられます。2部リーグであっても試合の内容はなかなかのもので、伝統校と言えども簡単には勝てないような状況です。大学野球の大応援団が作る華々しい雰囲気はありませんが、それでも大学サッカーに携わるすべての人々が盛り上げようとすごく力を入れていますしね。また、アマチュア最高峰リーグのJFLもレベルは高いです。

 

ノンプロサッカー観戦のメリットは、何と言っても入場料がプロと比べて格段に安いこと。JFLは試合の料金は大体1000円ぐらいですし、大学サッカーは1500円ほどで2試合が観戦できます。高校生年代のサッカー大会にいたっては、冬の全国高校サッカー選手権の県予選終盤戦や全国大会以外でない限り無料で観れますしね。

 

観戦時の注意点として挙げられるのは、まずは競技場へのアクセスでしょう。Jリーグも非常に交通の便が悪い場所にスタジアムがあることはありますが、プロチームの場合は近隣の駅からバスを増員してくれるチームが多い。ですが、予算の限られているマイナースポーツの場合はそのようなことが難しく、場合によっては公共交通機関を用いて非常に辺鄙なところにいかなければなりません。車で移動できるのであればそれを使う手もありますし、ご友人数人と一緒に行って連れてタクシーを使うということも可能でしょう。いずれにせよ、事前にスタジアムに行くまでどうするか、しっかりと計画を立てておいてください。

 

更には、プロ野球やJリーグの試合であればスタジアム周辺に出店や屋台がでるので食事に困ることはあまりないのですが、マイナーな大会の場合はそれがないこともあります。会場に到着する前や最寄駅で調達するのが一番無難です。

 

最後に、サッカーの公式戦は基本的には雨天決行です。野球と違って前売券を買っても当日雨が降ったりすると払い戻しをしてくれないので、購入の際には天気予報をチェックしながら予定をたてられた方がいいでしょう。当日券より前売のほうが安くはなりますが、ノンプロサッカーの場合はそれほど料金が高くないし、超満員で当日入れないなんてことは少ないので、前売を買わないというのも一つの手です。

 

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日本フットボールリーグ(JFL)公式ホームページ

全日本大学サッカー連盟公式ホームページ

高校生以下の年代に関しては、日本サッカー協会の公式ホームページを参照