屋内スポーツのご観戦をお考えなら①―バスケットボール、フットサル編 | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。


屋内競技にも色々とありますが、この記事ではバスケとフットサルという、実業団ではなくプロおよびセミプロのクラブチームが主体になって競技レベルの大会を行っているスポーツを紹介します。屋内の場合、屋外の天候や気温がどうであってもあまり関係ないので、屋外スポーツと違って前売券が買いやすく、早めに予定が立てやすいのが最大のメリットです。体育館の場合は5000人収容規模とこじんまりとしている場所が多いのですが、その分フロアに近くて臨場感は抜群ですし、屋内だと歓声が響いて独特の雰囲気を作ります。

最近日本では、バスケが野球・サッカーに次ぐ第3のプロスポーツとして徐々に認知され始めています。2005年から10年ほど、プロリーグが2つに分裂している状態が続いていたのですが、2016年の秋からようやく統一プロバスケリーグのBリーグが開幕。日本のバスケ界が、新しい方向へと動き始めています。実業団と違って企業のバックアップがないプロおよびセミプロのクラブチームは、とにかく運営資金を得るためにファンを増やさなければならないので、とにかく会場の演出に凝っているのが特徴です。チアリーダーやアリーナDJが会場を盛り上げながら試合を運営し、ハーフタイムには照明を落としたりレーザーやスモークを使うところもあって、実業団ベースのスポーツよりは運営側の垢抜け方が違うように感じられます。野球やバスケともまた違った雰囲気を醸し出しています。バスケットボールがフロアを跳ねる音や、シューズとフロアが摩擦するときに出る「キュッキュッ」と言う音、そして選手や監督さんたちの声もよく聞こえて、臨場感は抜群でした。ルールもそれほど難しくはないですし、体の大きな選手達がコートを所狭しと駆け回る姿は迫力満点。初めて見に行かれるような方でも楽しめるのではないかと思います。

フットサルはセミプロのチームが多い分、運営側の盛り上げと言う意味ではバスケよりも劣る感はありますが、会場の熱気では引けを取りません。ルールはサッカーと似ていますが、バスケットボールコートくらいの大きさのフィールドで、4対4で行われます。ある程度広いピッチが必要で、しかも11人必要なサッカーと比べると手軽感があり、日本でも競技人口が年々増えていて、「するスポーツ」として人気があります。「見るスポーツ」としてのフットサルはまだ少し知名度が低いような気もしますが、その分会場に詰めかけるのは男女問わずフットサルをやったことがある人が多く、細かいプレーにもそれぞれ反応していて面白いです。プレーしたことがない人でも、フットサルはお互いのゴールまでの距離が近いため、ピンチの後にすぐにチャンスが訪れるというサッカーにはない特徴があり、十分面白いと思います。コートが小さい中でもしっかりとボールをコントロールできなければならないので選手達の技術は非常に高く、サッカーにはない魅力がありますしね。

バスケとフットサルではチームは自身の本拠地とホームアリーナを設定しており、基本的にはホームアンドアウェー方式でリーグ戦が運営されています。バスケの場合は、一番安い席で2500円くらい、フットサルの場合は2000円くらいです。フットサルの場合は、一番安いチケットで臨場感のあるコート横の可動席に座らせてくれるチームも多いです。バスケの場合だと、これらの席は3000円以上はするので、入場料という意味ではフットサルの方が少しお得な感はあります。まあ、バスケのチケットも充分リーズナブルですが。

基本的にホームアンドアウェー方式の運営が多いこれらのスポーツですが、例外もあります。バスケの場合、年末年始に行われるオールジャパンの最終ラウンドは、出場チームを首都圏の会場に集めて1日に同じ会場で複数の試合が行われます。フットサルでも、1つの会場での集中開催がされるときがあり、これらのケースでは3000円くらいで1日2、3試合が見れます。

屋内のマイナースポーツを見に行くときは、必ず事前にスタジアムに行くまでの計画をしっかりと立てましょう。交通の便が悪く、しかも主催者がシャトルバスなどのサービスを提供してくれないケースがほとんどですので、場合によっては公共交通機関を用いて非常に辺鄙なところにある会場にいかなければなりません。車で移動できるのであればそれを使う手もありますし、ご友人を何人か連れてタクシーを使うということも可能でしょう。あと、食事に関しても会場に到着する前や最寄駅で調達するのが一番無難です。

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バスケ各種大会については、日本バスケットボール協会公式ホームページを参照
フットサル各種大会については、日本サッカー協会公式ホームページのフットサル部門を参照