屋外のマイナースポーツ観戦をご検討されているなら(ラグビー、アメフト) | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。


サッカーや野球以外のスポーツだと、トップレベルの大会がセミプロや実業団ベースになることが多く、これらの競技はマイナースポーツと言われます。ですが、それらの競技の中には日本が世界大会やオリンピック出場を果たせるくらいの水準を保っているものもあり、「マイナー」と呼ばれるからと言って面白くないというわけでは当然ありません。マイナースポーツはプロの試合よりも入場料が安いので、そう言った意味で敷居が低いというメリットもあります。

ラグビーは、そのルールの難しさが災いして野球やサッカーほどファンの数は多くありません。でも、スタジアム内の熱気は他のスポーツのそれに勝るとも劣らないと思います。まず何よりも、15人の選手達がお互いにぶつかりぶつかられ、踏み踏まれながら1つの楕円球を追いかける姿を見ていると、嫌でも観戦している側にも選手達のアドレナリンが伝染します。私も20歳頃までラグビーには全く興味がなくて、その後ルールを覚えた性質なのですが、今ではすっかり虜です。ラグビーが大好きな人達がスタジアムに詰めかけ、ビッグプレーがあればともに湧き、ミスが出ればともにため息を上げる様子を、ぜひ肌で感じてみてください。ラグビー場の熱量をなかなか言葉で表現することは難しいのですが、私が初めて試合を生で見たときは魂まで揺さぶられるような感覚を経験しました。プロのラグビー選手の職人技を見たいのであればトップリーグを、粗削りだけど筋書きの見えない熱い試合を見たいのであれば学生の試合をお勧めします。

アメフトも色々とルールが複雑で、初めての人には取っつきにくい感じはあると思いますが、ワンプレーごとの緊張感、タックルの際の強烈なインパクトなど、他のスポーツにない独特の魅力があります。サイドラインには常にチアリーダーがいて試合を盛り上げてくれるので、アメフトの試合は客席の雰囲気も独特のものがあります。

ラグビーやアメフトは、チームのフランチャイズ意識がJリーグほど徹底されてはいません。練習拠点のある地域を本拠地に指定し、その近辺のスタジアムでホームゲームを開催するチームがいくつかあるものの、完全にホームアンドアウェーに転換しているわけではないです。そのため、大抵の場合は週末に数チームを1か所の会場に集め、1日に2、3試合を一度に主催するいう方針で公式戦が組まれます。高くても2500円くらいの値段で数試合観戦できるので、Jリーグやプロ野球、もしくはプロバスケの試合を見るよりもお得です。チケットぴあなどで前売券も買えるので、そちらのご利用もご検討ください。アメフトの場合は、前売券を買うとリーグ戦の試合をどれでも1試合見れる(試合が指定されない、ただしプレーオフの試合は別)ので、とりあえず買った後に行く試合を選ぶということもできます。

マイナースポーツ観戦時の注意点として挙げられるのは、まずは競技場へのアクセスでしょう。Jリーグも非常に交通の便が悪い場所にスタジアムがあることはありますが、プロチームの場合は近隣の駅からのバスを増員してくれることが多い。ですが、予算の限られているマイナースポーツの場合はそのようなことが難しく、場合によっては非常に辺鄙なところにある会場にいかなければなりません。車で移動できるのであればそれを使う手もありますし、ご友人数人と一緒に行って連れてタクシーを使うということも可能でしょう。いずれにせよ、事前にスタジアムに行くまでどうするか、しっかりと計画を立てておいてください。

更には、プロ野球やJリーグの試合であればスタジアム周辺に出店や屋台がでるので食事に困ることはあまりないのですが、マイナースポーツの場合はそれがないこともあります。会場に到着する前や最寄駅で調達するのが一番無難です。

最後に、これらのスポーツは基本的には雨天決行です。Jリーグの場合と同じで、前売券を買っても当日雨が降ったりすると払い戻しをしてくれないので、購入の際には天気予報をチェックしながら予定をたてられた方がいいでしょう。当日券より前売のほうが安くはなりますが、マイナースポーツの場合はそれほど料金が高くないし、当日入れないなんてことは少ないので、前売を買わないというのも一つの手です。アメフトの場合は上述の通り、リーグ戦の前売り券を1枚買えばリーグ戦(プレーオフの試合は除く)のどの試合にも入れるので、お目当ての試合に雨で行けなくても、後日違う試合に行くという手もあります。

ただ、最近はラグビーの試合の人気が高まっていますので、このスポーツの場合は当日だと入れないかもしれません。2016年から南半球プロリーグのスーパーラグビーに日本のサンウルブズが参戦していますが、自由席(ゴール裏及びバックスタンド端)の席で1800円。ゴール裏の立見席で1000円。指定席だと一番安い席で3000円し、一番高い座席はなんと10000円。今後どのようになっていくのかは解りませんが、ちょっと割高な印象は否めないですね。

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ラグビーの各種大会に関しては、日本ラグビーフットボール協会公式ホームページを参照
アメフトの各種大会に関しては、日本アメリカンフットボール協会公式ホームページのリンク集を参照