11月下旬辺りから、やたらと『パロディ 年賀状』というタグによる検索で弊ブログを
訪れる方が多くいました。
それなりに注目されているんでしょうか?
去年は確かそうではなかった気がします。
心して掛からないといけないと思いました。
他の方によるパロディ年賀状は、大抵時事ネタや話題のアニメに引っ掛けた
ものが多いようですが、私の場合は、もっと年賀状の根幹を揺るがす様な、
年賀状そのものをパロディする事を目指しております。
そんなわけで、今回も行ってみたいと思います。
因みに、2~3回くらいに分けて年跨ぎで発表します。
それにしても、皆さん”パロディ”が好きですね。私もですが。
リバーシブル年賀状
裏面を表と同じデザインにしようというネタですが、実はこの手のネタ、
他の人が既にやっているのを、偶然ネット上で確認しております。
でも、厳密には内容が全く同じというわけではありません。
その先駆者の方は、紛らわしい感じに作ったせいで、郵便局からクレームが来た
そうです。
私は、表側をモチーフにしながらも、大体一発で贋物だと分かる様に配慮したつもりです。
切手部分は0円にし、抽選番号も、ありえない数字にしたりアルファベットを”Σ”
にしました。
「ここは裏側です」「抽せん日15月24日/お年玉のお渡し期間13月25日~14月26日/
くじ番号を切り取らずに郵便局へお持ちくださらないで。」等と手書きしました。
何だか、赤瀬川原平の千円札パロディ作品『0円札』を思い出しました。
予約年賀状
これ、10年くらい前に既にやったかな?
年賀状を書くのが億劫な不精な方の為の年賀状。
数年後までの分を今の内に祝っておく事で、その分「明けましておめでとう」と
書かなくて済・・・・・・・むわけないか。
1年も経てば忘れるでしょうしね。
因みにネタバレですが、同じ路線で、12年後の寅年(2022年)の分も祝っておく
バージョンも考えました。
塗り絵年賀状
これくらいはパロディでもなく普通にあるだろうと思って検索してみたら、
やっぱりありました。
わざと”塗り絵”である事を強調するために、「ぼくをぬってね」「ぬりえ」等といった
余計な事を書き加えました。
本当に塗り絵年賀状を販売するとしたら、塗り絵だと分かっているから、
そんな余計な言葉が年賀状に直に書いてあるわけ無いんですよね。
それはともかく、何故奇抜な色使いなのかというと、
小さな子供の塗り方を意識したからです。
私は”児童画”というのが大好きなんです。
誰に習ったわけでもなく、独自の画風で描いたりしてるのがいいんです!!
岡本太郎も絶賛してましたよね。
”ヘタウマ”に近いというか。
描いている本人は上手く描きたくてしょうがないんでしょうけどね。
しかし、大体小5位になると絵が上手くなって行くのですが、その代わりに絵から魅力が
薄れていきます。
『只上手いだけの絵』になってしまうんですね。
私も、会田誠と同じ様に意図的に児童画モドキを描こうと思った事が1990年代にあります(勿論会田さんもやっているという事は全く知らなかったですけど)。
やっぱりネイティヴの児童画描きにはかないません。
もっと色塗りを雑にすれば良かった・・・。
全行事年賀状(年中行事年賀状シリーズ)
正月に関係の無い年中行事を年賀状に書くパロディ。
この手の年賀状は、10年くらい前に盛んに描いてました。
『クリスマス年賀状』『ハロウィン年賀状』『雛祭り年賀状』などなど。
或いは、それらの複合形。
また、夏の砂浜を描く『夏年賀状』も描いてましたね。
2008年に描いていた月賀状 シリーズでは、各月に行われる年中行事のイラストを
月賀状にしたためたりしました。
例えば、10月の月賀状では、ハロウィンをネタにしました。
この年賀状は、2009年に非常にお世話になった美術関係者のために、
気合いを入れて描いたパロディ年賀状です。
取り敢えず、思いつく限りの年中行事を描き入れました。
『七夕』『雛祭り』『鯉のぼり』『クリスマス』『なまはげ』『ハロウィン』『節分』・・・。
ちょっと、言葉の響きから全員展 を思い出しました。
それにしても、この手のネタをやっている人は、他にいないようですね。
検索しても、出てきません。
この手のパロディは、恐らく頭がおかしいと思われる危険性があると思うので、
だから私以外誰もやらないのでしょうね。
年賀状くらい、思いっきり羽目を外すのも良いと思うんですが。
来るべき新年を楽しく迎えるためにも(なんてね)。
年明けの続編にもご期待ください。
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