縦と横にめくる実験絵本(続編) | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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「縦と横に捲る絵本」の、発展系や姉妹編も思いついたので、その紹介をするとします。







○行き方が何通りもあるゲームブック

(Web絵本・1999年)

下の画像をご覧戴きたい。


トムゲタン ゲームWeb絵本

1999年に描いたネタ帖である。

行き方が何通りにも分かれているゲームブックのアイデアだが、実は、これを描いた当時から、リアルな絵本でこういうのを制作するのは不可能だと思っていた。


ゲームブックとか性格診断テスト等でこういったものはよくあるとは思う。

大抵は1頁か見開き2頁分で完結する。

でも私が考えたのは、見開きで一齣分を使うというもの。

つまり、一種の神経衰弱みたいなもので、チェックしておかないと、現在の場面がどの位置なのか分からない。


単純に、横→縦→横に進む絵本「トムゲタン」(1998~1999年)の制作だけでもかなり無理があった。

でも、アイデアとしては面白いので、未完成ではあるが、取り敢えずはネタ帖を描いておいた。


前回の記事でも書いたけど、PC画面内のバーチャル絵本という型なら、制作は可能だろう。

プログラマーとしての技術が無いため、私には作る事が出来ない訳だが・・・。

上下左右を向いた4種類の矢印があり、そこをクリックすると、それぞれの方向の頁が捲られる、という設定。

例えば、上向きの矢印をクリックすると、上から下へ頁が捲られる。


縦と横にめくるWeb絵本1998~1999年 

「行き方が何通りもある絵本」には、「○○ページへ進む」「○○ページへ戻る」とかいうのもあるけどね。









○鳩目で回転する絵本(?年)

アイデアを考えたのがいつなのか正確な年は分からないが、恐らく「トムゲタン」からそんなに経っていない時だと思う。


鳩目回転絵本


「背」の中心に「ハトメ」(鳩目)が付いており、それがハードカバーの「背」に固定されていて、縦に捲る場面になった時、90°回転させ、縦に捲るという様にするというもの。

見開きの幅と縦の長さを出来れば同じにした方がいい。

本の中身がハードカバーからはみ出さない様にするため。

でも、本の中身を正位置にしないと本を閉じる事ができないので、本の中身が出っ張ったまま本が閉じられる心配がないから、そんなに気を使う心配はない。


これなら、制作するのはそんなに難しくないと思う。

気をつけるべきは、「鳩目」を固定する台座の耐久性だろう。


回転させる時、角が煩わしくならない様に、本の形を円形にするというのもいいだろう。

本を閉じた時、半円形になる。







「わざわざ鳩目で回転させなくても、本そのものを横にすりゃあいいだろ?」といったツッコミはしないで下さいね!!







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記事改訂増補 2008年2月18日 1:43