『トランス・ヒマラヤ密教入門』とブログ紹介を振り返りつつ、これからに向けて思うこと | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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一年間続けてきた講座も、いよいよ最後の月になり、それに関連して書いてきたこの『トランス・ヒマラヤ密教入門』からの紹介記事も、残すところ8項目で終わりです。

 

最初の第一巻をスタートしたときには、こういった形ですべての項目を紹介するつもりはなかったのですが、途中から、どうせ自分で予習するので、それを兼ねて書いてしまった方が、参加者には予習復習になり、参加いただけない方にも、秘教の基礎概念を一通り知っていただく機会になると思って、ほぼ全項目ご紹介してきたので、飛ばしているのは20項目、全体の1割くらいだけになります。

 

こういうものを後から作るのは大変なので、ここでも続けてきて、一まとまりの形にして良かったな、と思いました。

 

まもなく新しいサイト「エソテリック・サイエンス」を公開できるようになると思います。そして、その中に「エソテリック・サイエンス・スクール」の構想を書いておりますが、来年くらいから本格的なスクールを開講したいと思っています。

 

それに当たって、一番の課題になるのが、後継指導者の育成です。

できるだけ早い時期に、専用のセミナー・スペースを構えたいと思っていますが、そうした場合、スペースの稼働率を上げるために、

講座をたくさん用意しなければなりません。

 

しかし、当然、私一人ではやれる限界があるので、他の方に講師をお願いする体制を作っていくしかありません。

しかし、指導者育成といっても、講座講師・その準備、そして新たな講座内容の開発などでほぼ手いっぱいなので、専用の後継指導者の育成の本格的プログラムを作るのは難しい状況です。

 

なので、後継指導者を養成していく際などに、やはり一まとまりにしておくと、それを読んでもらうことにより、ある程度の準備が整えられるので、とても好都合です。

 

そして、実際に後継指導者の方に、秘教関係のプログラムを何かやっていただくとすると、やはり『トランス・ヒマラヤ密教入門』の

指導から入っていただくことが、現実的だと思っています。

 

というわけで、『トランス・ヒマラヤ密教入門』をテキストにしたこの1年間の講座を振り返ってみて(本当はすべての項目を紹介し終えて、一番最後に書くつもりの内容だったのですが、思いがけず、流れで今書き綴っています)、このブログを通して1年間紹介を続けてきたこともまた、大きな成果になったなあ、と、改めて思っています。

 

現在、このブログ記事、数百人の方が継続して読んでくれているはずので、その方々に、秘教の基本概念の理解がある程度浸透していけば、スピリチュアル界全体に及ぼす影響もかなり出てくると思っています。

 

少しそのメカニズムを語りますと、秘教概念を理解して明確な想念形態をつくれる方が増えてくると、それらが合体集合して、メンタル空間に「想念中枢」と呼ばれる、エネルギー・センターが創造されていきます。

 

今まで、神智学までの情報のレベルでは、想念中枢が徐々に強固に形成されており、そうなると、アストラル界からのチャネリング情報にしても、その情報元となっているアストラル界の存在がその想念中枢にアクセスできるので、不正確なところはあっても、チャネリング情報として伝えられるものはおおよそ神智学に沿った内容になってきたと感じています。

 

漫画や映画で描かれる見えない世界の情報に関しても、そうです。

理論的・学問的にみて、理想的な進み方以外にも、進化に向けて様々なルートが用意されているのには驚かされると同時に、うまくできているものだと、感嘆させられます。

 

そんなわけで、スピリチュアル界のレベルを私から観察したときに、2000年以降、表に出る主流の情報はむしろ下降線をたどった感じがしていますが、そんな中でも(秘教だけでなく、様々な方向から)地道にしっかり学びを積み上げている人たちが徐々に増えてきて、それが新しい勢力としてある程度の力をもって二極化してきたのがこの5年くらいの傾向ではないかと思います。

 

もちろん、若い人や今までスピリチュアルに興味を示さなかった新しい人たちがドンドン参入・供給され、その大半は大衆化されたスピリチュアル・ビジネスに最初は取りこまれてしまうので割合的には後者がそれほど一気に増えている感じはしませんが、総数がさらに増えつつあることと、後者の質がドンドン高まっていることは確かだと思います。

 

「エソテリック・サイエンス・スクール」もそういった背景があるからこそ、初めて実現できる可能性が出てきているのですが、それにより、今まで「神智学」どまりでアリス・ベイリーにまで及んでいなかった「想念中枢」が、「秘教」にまで及ぶようになれば、スピリチュアル全体のクオリティーが一気に上がり、社会的な信頼感も増してくるはずなのです。

 

 

今日は、第四巻・第三章「健康と治療」に入るつもりだったのですが、前置きを書いているうちに長くなり、最初に紹介しようと思った文章も重要でその解説も長くなりそうだったので、途中から、それは明日に回すという構想に切り替え、一年間を振り返りつつ、今後に向けて思うことをつらつらと書いてみました。