ごきげんようスピカです。
の続きです。
今回も、わたしが先日受講しました
伊泉龍一先生(上のリブログの写真の方です)の「生命の木・ダイジェスト版講座」でメモした内容を元に、
「生命の樹」の概要をお伝えしていきます
前回のことをざっくりまとめますと、
ユダヤ教には、聖書(キリスト教における「旧約聖書」)には書かれていない、
口伝によって伝承されてきた教えがあった。
それを「口伝」を表すヘブライ語のことば「カバラ」と呼んだことから、
「カバラ」ということば自体が、
「聖書には書かれていない、口伝による教え」の意味を持つようになった。
ということですね。
でですね。
この「聖書(つまり書物)には書かれていない、口伝によって伝承されてきた教え」なのですが、
こういった
「一般に広まっていく教えとは別に、あんまり一般的には広がらない教え」
というのが、世界中の様々な宗教の中に、見出せるそうです。
で、各宗教における「あんまり一般的には広がらない教え」の共通要素を見ていくと、
「神秘主義」ということばで括られるタイプの教え
ということがいえるらしいのです。
あたらしいワード出ましたね
神秘主義。
で、
神秘主義って何???
そう思うのが自然な流れだと思うのですが、
「生命の木・ダイジェスト版講座」では、
「ユダヤ教とかキリスト教の場合」として解説していただきました。
ユダヤ教、またそこからの派生であるキリスト教は、
一神教、つまりひとつの神を崇める宗教であって、
「神」と「人」は全く別格の存在なのですね。
基本的にユダヤ教やキリスト教では、
「人」が「神」になるということはあり得ないし、
そこには絶対的な断絶があるのです。
ところが、
「神秘主義」というのは、
「神」と「人」が、直接繋がることができる、
さらにいえば、
「神」と「人」が、ひとつになる、
とまで説くタイプの教えのことなのです。
そして、
どうやって「神」と「人」がひとつになるのかというと、
「神秘的な体験」を通して、それは可能になるということです。
このあたり、「引き寄せ」「ワンネス」あたりのワードに興味があったり、
少しでも勉強した方には、何となくでもわかる気がする内容かも知れません。
まだ全然ピンと来なくてもだいじょうぶです。
もう少し具体例を書いてみますね。
たとえばユダヤ教であれば、
特別な「預言者とされる人」だけが、神からの声を聞きます。
でも一般の人は、特別な人である預言者が伝える「神」のことばを聞くだけです。
一般の人が、「神」と直接繋がることはないのです。
キリスト教でも、
「神」と「人」の間に、教会というものが必ず挟まれます。
「神」と繋がるのには教会に入らなければいけない、
教会に入ってこそ天への道は開かれるということです。
つまり「神」と繋がるには仲介が必要なのですね。
「神」と「人」が直接交わるなどということはないのです。
ところが、
「神秘主義」と括られるタイプの教えというのは、
「神」と「人」が、結びついちゃう
というものなのですね。
特別なエリートだけではなく、
すべての人が、
「神」と直接繋がることができる!!
という教えなわけです。
このような教えが、「聖書」には書かれず、
「口伝」によって伝承されて来たわけです。
これが、「カバラ」。
なんかちょっと、
ワクワクしてきませんか?
「神秘主義」についてもっと深掘りしたい方は、Wikiってくださいませ
続きは次回に
スピカ
続き↓
【「カバラ・生命の樹」ってなに? 04】文書化された口伝の教え、そこに描かれた図とは?