ムジカジャポニカ夏休み2014(後編) | 大ぼら一代番外地

ムジカジャポニカ夏休み2014(後編)

昨夜、生憎の雨にて恒例花火大会は叶わねど、時差ぼけ故早々に轟沈せし間に、匠こと松沢監督に依るショートムービー撮影なんぞ行われにけりて、因みに主演は東隊長、助演に久保隊員、而して私とせいちゃんは死体役にて登場すれば、東隊長曰く、己れの演技に駄目出しされし挙げ句、監督自ら演技指導ありて、然れば本人未だにその演技演出に納得しかねにけり。然ればその没テイク拝見するや、成る程これは大衆演劇的演出かとも思われれど、はて扠どうしてこれはこれにて趣き深ければ、是非ともディレクターズ・カット版んならぬアクターズ・カット版なんぞも編集して頂きたし。斯くしてそのショートムービーは、こちらにて鑑賞頂き得る次第。



皆様順次起き抜けて来られれば、久保隊員なんぞ、朝飯たるヨーグルト1パック平らげられるや、早速朝ビールに興じられ、大いに御満悦の御様子、然れどその腹の中にては、ヨーグルトとビールが混ざり合えば、正に「ビアラッシー」絶賛醸造中か。



この酷暑の下、東隊長が、わざわざ名古屋より、流し素麺マシーン「そうめん太郎」持参下されば、昼飯は素麺とせん。



素麺つゆは、昨夜アテあれこれ食らわれし際、その残り汁各々をリサイクルすれば、バリエーション素麺愉しめんとの提案ありて、然れば究極の逸品たる「レインボー鍋」宜しく、今回も7種類の付けだれ用意すれば、これを以て「レインボー素麺」堪能せん。ずらり並べられしは、有頭海老のトマトソース添え残党にして須く絶品「海老味噌入りトマトソース」茄子の揚げ浸し残党にして大根おろしの塩梅絶妙「揚げ浸し汁」鶏手羽元と大根の和風炊き合わせ残党を、昆布出汁にて伸ばせし「コラーゲン鶏スープ」生姜の香り芳しき粗煮の残党「粗煮汁」トムヤムクン風味たるタイ風鰺と蛸のマリネ残党「トムヤム汁」も亦絶品至極、リクエスト頂けば急遽拵えし「タイ風グリーンカレー」は、今やエスニック素麺の定番にして、而して「大根おろし」も末席に座せば、



「とろろ汁」も並び、


扠はベーシックたるべき「素麺つゆ」は、干し椎茸の戻し汁に、玉葱をぶち込み、ヤマサ昆布つゆを加えひと煮立ちさせし代物、椎茸の風味芳しくして美味。



薬味&トッピングには「刻み葱」「山形のだし」「温泉玉子」



更には「茗荷」「三つ葉」「生姜」用意せし。



箸休めには「水茄子の刺身」「茗荷の二杯酢生姜風味」



せいちゃんのリクエストにて「人参しりしり」並ぶ次第。



然れば東隊長と松沢監督が、試運転にて素麺の流れ具合をチェックせり。



斯くしていざ「レインボー流し素麺大会」開催されし。各々思い付く儘に付けだれカスタマイズされれば、異口同音「美味い!」レインボー鍋宜しく、各々白眉たりしレシピをあれこれ披露、楽しきかな、セルフ・カスタマイズド・クッキング。



レインボー素麺を満喫堪能、大いに満腹満足すれば、久保隊員には食後酒Absinthe(アブサン)を御楽しみ頂きし次第。



涼風吹く明日香の深山にて、のんびり午後を過ごして頂けば、いざ下山の刻限と相成りし。



是亦毎年恒例、石舞台古墳界隈の「あすか野ログハウス」にて名物「古代米ソフト」堪能、



店主が製作されし「竹細工」流水にて動けば御見事かな。



店頭の鎮座される謎のパンダ、右手にソフトクリーム、左手に鯛、何でやねん。



土産物屋にてあれこれ物色されし後、毎度のコースたる「あすかの湯」へ立ち寄り、ひと風呂浴びれば、勿論風呂上がりの1杯堪能せり。



松沢監督とせいちゃんは、諸事情にて帰阪されれど、残されし我々3名、この侭素直に散開する筈もなく、是亦毎年同じコースを辿らんと、近鉄八木駅前の居酒屋「虎屋」へ。



毎年この虎屋1軒にて終われねば、梯子せし挙げ句、恐怖のカラオケミッションへ突入せし顛末なれど、如何せん今年に限り東隊長と私は、明後日には渡蘭せねばならぬ身にして、迂闊に朝まで飲み明かせば、ツアー準備も危ぶまれんとは重々承知之助、然れば大いに楽しきひと時にして、思わず生来の刹那主義且つ享楽主義にして楽天家ぶり発揮せんとすれど、矢張り最後は互いに踏み留まる理性を保ち得れば、是にて散開せり。



虎屋の隣「喫茶エリート」均かの営業中、然れば来年こそは、ここにて待ち合わせるべし。



今回もムジカジャポニカ御一行様が、当山寺にて夏休みを満喫されし事を切に願うと共に、楽しきひと時を共有させて頂きし事、毎度大いに感謝するものなり。また来年も御待ち申し上げております。