表現のバランスを意識すること | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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メーカーの運営する サイン・ディスプレイ/店舗用品のオンラインショップ SP館。
お店づくり、オフィス環境づくりなどの
「空間づくり」に役立つあたらしい情報や日々のちょっとした発見を情報として発信していきます。

街中を歩いてると、すごくたくさんの情報が目に入ります。
ほとんど目に入ってるだけで、頭の中に入ってきてないわけですが、
これって、街って大きなくくりでなくても、一つのサインの中に入ってる情報に関しても同じことが言えます。

仮に伝えたいことがたくさんあったとしても、あれもこれも全て一つの情報の中に詰め込んでしまうと、それはもうむしろノイズとして認識されてしまいます。

商品カタログや通販サイトなんかの、一定の目的をザッピングで探してる時なんかはある程度のボリュームがいっぺんに見えたほうが見やすいですが、それ以上の特に何も探してない通常の状態の時は、よりバランスの取れたものの方が、目を惹きます。


写真やイラストなどのイメージが強ければ、説明などをキャッチコピーなどで完結にしたり、
説明がしっかりと必要な場合は、全体をすっきりさせて文字の視認性を良くしたり、
ある程度の数の情報を見せたい時は、大きさや配列を工夫してみたり。

すべて、伝えたい情報の整理整頓を行なった上で、
最終的なデザインで、バランスを取っていくという作業が重要になってきます。




これは何も見た目のデザインのことだけでなく、情報の内容の重さなどもバランスが重要。
視認性の高い、左上には重要な情報を入れるってのはセオリーですが、そこから目線の流れでずっとしっかり読むタイプの情報が詰め込まれてると、途中で疲れて離脱します。

なので、バランスをとって、ある程度のリズムをつけることで、結果的には多くの情報を見る人に伝えることも可能です。


さらに、複数のサインやポスターなどで、情報を連続して伝えることも平行して行なえば、
結果的にしっかりとした情報伝達が可能になります。


情報発信のバランス。
気をつけてみてください。



参考になりましたら幸いです。
いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。