○新企画「マサ小浜~グラミーへのカウントダウン」(Vol.2)
【Masa Kohama : Count Down To Grammy】
ライヴ。
さて今後の展開だが、12月14日にNARAS(
グラミー賞を決める組織)から会員に向けて最終投票用紙が郵送される。これは海外にいる会員にも送られる。そこで、主要4部門のほか自分が専門とする分野でノミネートからひとつを選んで書き、投票し、それを送り返す。
僕はNARASの会員ではないので、会員の友人にファンタスティックをサポートするようメールしてみよう。(笑)
2017年1月13日にこの投票が締め切られる。そして、集計し、2月12日に発表される。
まず前日には各レコード会社がプレ・パーティーをやっている。当日は昼過ぎからグラミーのさまざまなカテゴリーがひたすら発表されている。
問題はこの「コンテポラリー・ブルーズ」のカテゴリーがどこで発表されるか、だ。ふつうだとこれが本編のショーで発表されるのは難しい。その場合、午後のプレ発表だと、ただノミネートが読み上げられ、勝者が発表され、受賞者がその場にいればステージにあがって、軽くスピーチをして、下がる。だが、早い時間帯だとほとんど客もいない。大相撲の午前中とか、午後1くらいの感じだ。
それでも、ここでも受賞できれば快挙なのだが、できれば本編(WOWOWで生中継)で発表されると嬉しい。
さらに、もっと嬉しいのは、ファンタスティック・ネグリートがライヴで1曲やって、それでノミネートからの発表になると一番美しいのだ。
その場合、ファンタスティック・ネグリートことイグゼイヴィア(親しい人は彼のことをシンプルにX[エックス]と呼ぶ)に、NARASからグラミーでのライヴ・パフォーマンスの打診がくる。
ただ、これは相当、ハードルが高い。なにしろ、グラミーには80以上のカテゴリーがあり、主要4部門のノミネート・アーティストだけでも、20近くになる。例年、グラミー本編でのライヴは多くて20本前後、発表も10~15部門。多くのノミネート・アーティストから選ばれてライヴ・パフォーマンスの依頼がいくわけだが、これがなかなかぎりぎりにならないと決まらない。
たとえば、NARASは、できれば視聴率を取れる人気アーティストにライヴで出てもらいたい。ところがそうしたアーティストは自身のスケジュールなどからなかなか確定返事を出さない。そして少しずつライヴをやってくれるアーティストが決まる。同じように断られるとそこにいれるアーティストをまたブッキングする。といったことをひたすら繰り返す。
NARASも、ショーとしてヴァリエーションを出したいので、この「ベスト・コンテンポラリー・ブルーズ・アルバム」のカテゴリーからライヴ・アーティストを選ぼうと思ってくれると、これは素晴らしいことになる。そうなれば、ファンタスティック・ネグリートにライヴができるかどうかのオファーが行く。そして、Xができるなら、やると言えばいい。そうすれば、マサ小浜が一緒にステージに立てばいいのだ。
そして、最高のシナリオはこうだ。
ライヴ・パフォーマンスをやる。その後、「ベスト・コンテポラリー・ブルーズ・アルバム」のカテゴリーのノミネートと受賞者が発表される。ファンタスティック・ネグリートが受賞する。
ステージに上がるXとマサ小浜。ほかにも参加ミュージシャンもいるかもしれない。
Xがスピーチ、そして、マサ小浜がスピーチだ。それは当然、WOWOWで日本にも生中継される。世界中に生中継される。
その後、WOWOWの特設スタジオに彼らが呼ばれ、WOWOWの視聴者向けのジョン・カビラのインタヴューに答える、という形だ。
そして、その夜はどんちゃん騒ぎだ。
ノミネートが発表された後、Xからマサ小浜に電話があったという。ただ、その時点ではまだライヴのオファーはきていなかったようだ。
とりあえず、2017年2月10日から15日までスケジュールをグラミー用にあけておくように、とマサ小浜に伝えた。
この場合、10日出発、10日LA着、11日プレ・パーティーなど、12日本番、13日LA出発、14日日本帰国、15日「ソウル・サーチン・ラウンジ」出演、という感じだ。もしライヴがある場合、リハーサルがもう少し前に来る可能性があるので、8日くらいから空けといたほうがいいかもね。まあ、バンドなら10日にリハでもいいかもだが。1曲だけだし。
さて、こんごどのような展開になるか。
(この項、続く)
日本盤
輸入盤
ENT>AWARD>GRAMMY>2017
ENT>ARTIST>Fantastic Negrito
ENT>ARTIST>Kohama, Masa