◎「ソウル・サーチン~プリンス」無事終了~もっとも音楽的だった夜 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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◎「ソウル・サーチン~プリンス」無事終了~もっとも音楽的だった夜

【Soul Searchin : The Session Vol.12 – Prince Tribute】

御礼。

毎回一組のソウル・レジェンドをピックアップし、そのアーティストについてのトークとリアル・ミュージシャンによるリアル・ミュージックの再現でそのレジェンドに迫る音楽イヴェント「ソウル・サーチン」、その第12回、「ア・トリビュート・トゥ・プリンス~ハッピーバースデイ、プリンス」が2012年6月7日、8日、目黒のライヴハウス、ブルース・アレイで行われた。

ケイリブ&ニュー東京ジェネレーション(あるいはケイリブ&東京レヴォリューション)の迫力ある演奏は、これまでの「ソウル・サーチン」の中でももっとも音楽的に密度の濃いものだった。

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■ この模様は、日曜の「ソウル・ブレンズ」内「ソウル・サーチン」のコーナーでご紹介します。2012年6月10日(日)午後2時半頃から~。インターFM76.1mhz。

関東地区の方は、ラジコで。
http://radiko.jp/player/player.html#INT

参加していただいた観客のみなさん、ミュージシャン、シンガー、そして、トーク・ゲストの西寺郷太さん、ツナさん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。


2日目には、なんと残念ながらスケジュールの関係で来ていただけなかったスガ・シカオさん、安齋肇さんからメッセージをいただいた。(スガさんは自身ライヴのリハーサル中、安齋さんはサッカーへ) トークの部分でご紹介した。

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スガさんはなんとビデオ・メッセージで、安齋さんは絵つきのイラスト! 本当にありがとうございます。

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2日目は、会場の映像ラインからの映像がつながり、これに手持ちカメラの映像を加えてユースト中継ができました。会場映像では、アーティストに寄った映像(ケイリブやマサのアップ映像)などがないのですが、ユーストではそれをご紹介できました。まだ乱れている部分はありますが、とりあえず、アーカイブに残しておき、編集した映像を後日アップします。

Soul Searchin – Prince Tribute Day Two, Part One (Ustream, Archive) June 8th, 2012
http://www.ustream.tv/recorded/23162628

Soul Searchin – Prince Tribute Day Two, Part Two (Ustream, Archive) June 8th, 2012
http://www.ustream.tv/recorded/23164157
(映像入れ替えの途中、しばらく見られないことがあるかもしれませんがご了承ください)

プリンスがこの映像を見て、ここにいるミュージシャンに声をかけるなんてことにもなったら、嬉しいところだ。(笑)

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ハプニング。

2日目、セカンド・セットの冒頭でケイリブが歌詞カードのファイルを楽屋に忘れてきた。あわてて、タヒーラが取りに行ったが、その待ち時間にケイリブがピアノ一本で「ヴィーナス・ドゥ・ミロ」をぽろりと弾いた。

また、セカンド最後のアンコールのメドレー部分。前日も「ガールズ・アンド・ボーイズ」などを同じビートの中にいれたり、「ヘッド」などをいれていたが、なんとこの日は「エロティック・シティー」まで。あのあたり、全然リハーサルしてないのだが、なんでみんなそれに付いてこれるのか。バンド・メンバー、みんなすごい。

ケイリブのプリンスなりきりぶりというか、壊れっぷりが今回はすごかった。

ケイリブに「東京ズ・ベスト・ケプト・シークレット」(東京の最高の秘密兵器)と紹介されたベースの息才さんに「ホエン・ダヴズ・クライ(ビートに抱かれて)」は、元はベースがないが、どうプレイしているのですか、と聴いたら、「元(のレコード・楽曲にベースがはいっていない)がないので、ドラムスのバスドラにあわせてパーカッションのように、リズムを添えています」との答え。さすが、だ。

ジェイのドラムスも、プリンス楽曲にものすごくあってる。マサさんのギターも、プリンス色、そして、3人のキーボードは、プリンス音楽を形作るうえで欠かせない。キースのプログラミングでのプリンス音の再現には頭が下がった。

僕は個人的には、この一週間プリンスの曲漬けになって、改めてプリンスの音楽が大好きになった。ケイリブやミュージシャンたちのおかげだ。感謝。いくつかの曲が、ライヴが終わっても頭のなかをぐるぐる回ってる。アンコールの「パープル・レイン」「ホエン・ダヴズ・クライ」からのメドレーは本当に鳥肌が立った。

(「ソウル・サーチン」については、もう少し続くかもしれません)

■ メンバー

Kaleb James- Band Leader/Keys & Vocals
Philip Woo- Keys
Masa Kohama-Guitars
Jay Stixx- Drums
Sokusai Takehiro- Bass
Gary Scott- Sax/Perc/Vocals
Keith Haines- Keys & Vocals
Tahirih Walker- Vocals
Tynice Brooks- Vocals

トークゲスト
西寺郷太 (7日)
ツナ(Tuna)(8日)
MC 吉岡正晴

■ セットリスト

show started 19:35
talk panel: Yoshioka Masaharu + Tuna

live started 20:01
01. Let’s Go Crazy
02. Medley: (2)-(4) Pop Life
03. Sign ‘O’ The Times
04. D.M.S.R.
05. Diamonds And Pearls
06. Life Can Be So Nice
07. Medley: (7)-(11) Manic Monday [Bangles]
08. Nasty Girl [Vanity 6]
09. I Feel For You [Chaka Khan]
10. The Glamorous Life [Sheila E.]
11. Jungle Love [The Time]
Live ended 21:01

Second set

Show started21:17
Talk panel: Yoshioka Masaharu + Tuna

Live started 21:37
01.   Venus De Miro – Father’s Song – Venus De Miro (Kaleb piano)
02. A Riff of The Bird - Endorphinmachine
03. Anna Stesia
04. Medley: (4)-(6) Take Me With U
05. Raspberry Beret
06. Kiss
07. Medley (7) – (10) 1999
08. Let’s Work
09. Controversy
10. Party Up
Enc.1 Purple Rain
Enc.2 Medley: When Doves Cry
I Wanna Be Your Lover
Girls And Boys
17 Days
Erotic City
Head
Little Red Corvette
Closing: Last December

Show ended 23:04

(2012年6月8日金曜、目黒ブルース・アレイ、ソウル・サーチン:プリンス・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Searchin
>James, Kaleb & The Soul Searchers Featuring Woo, Philip
2012-