『あの映画の裏には・・・。』

お知らせ
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やっぱり好きだなぁ～
強靱でセクシーな肉体をお持ちの・・・（笑）

このお方・・・

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藤原正彦先生　過去記事はコチラ
（東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。数学者。お茶の水女子大学名誉教授。）

先生の・・・

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「一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数。あとは十以下」
「読書をもっと強制的にでもさせなければならない」
「教育の目的は自ら本に手を伸ばす子を育てること」
との国語教育に対しての考えは、かなり影響を受けている

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ちなみに・・・

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奥様も著書は全て読みました

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（正彦先生のエッセイは、どこか自分の子育てを俯瞰的に見ている(実際、家の事は殆どやらなそう)感があるけれど、美子さんの著書は主観的な目線）

子育てより面白いものが他にあるだろうか―三人の息子と私/海竜社

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最近の木曜日は・・・

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先ず最初に先生のページからチェック

藤原正彦の管見妄語「新田次郎の生誕百年」
週刊新潮/６月１４日号

一部抜粋

父が亡くなった時、私は全く悲しくなかった。誰に相談もせず突然に逝ってしまった父に怒り、それを阻止できなかった自分に怒っていた。そして何より、死という大自然の冷酷な摂理に心底から怒っていた。この怒り、ほとんど気の遠くなるような深い怒りが続く中で私は、肉体は有限であろうとも父を絶対に向こうに行かせてはなるまいと心に誓った。兄や妹ともちがい気性の烈しい私は父と口論ばかりしていた。その私がなぜかそう誓ったのだ。家族の前でできるだけ父のことを話すようにした。「おじいちゃんはねえ、５歳の時に悪いことをしてお祖父様に縁側から雪の中に放り出されたんだよ。お祖母様が抱き起こして、お祖父様に雪の上で土下座してやっと許されたんだ」などとほぼ毎日話題にしたのである。家族の会話に出てくる限り父はまだ家族の心で生きているのだ。父の亡くなった時長男はまだ女房のお腹だったから息子達は誰も父と会っていないが、「おじいちゃんならこう言いそうだね」とか「おじいちゃんに比べるとお父さんは大分落ちるね」などと今も言う。４年ほど前、父の作品「劔岳点の記」の映画化にあたり息子達は陸軍測量部員として出演を依頼された。「陸軍の人間を演ずるには皆丸坊主にならないといけないが」と私が恐る恐る切り出すと、２０代というお年頃の息子達は「おじいちゃんの映画なら」と何の躊躇もなく快諾し、生まれて初めて丸坊主になった。父は息子達の中でしっかり生き続けているのである。

普通に見た映画だったけれど・・・。

あの映画の裏には・・・