ソフィー誕生ウラ話(2)からの続き。
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「面白く役に立つ本を友人に薦めたい」
と思うのは自然なことです。
私は当時、経営者向けの勉強会のようなものに入っていました。
会員は1000人以上いたのではないかと思います。
彼らにとっては特にこの情報は役に立つもののはずでしたので、
特に個人的に親しかった何人かに
この本を薦めました。
しかし、彼らの返事は一様でした。
「おもしろそうだけど、英語ができないから、読めないよ」
私は個人的な留学時代の経験から、
読むコツさえ知っていれば、
中学程度の英語力で
英語の本からかなりの情報を得ることができることを知っていました。
ですから、そのことを、情熱を持って一生懸命説明しました。
だって彼らもこの情報を手にしたら、
きっと喜ぶのはわかっていたからです。
そしてその喜びを共有する仲間が
私も欲しかったからです。
でも、それを説明しても彼らの返事は一様でした。
「いや、無理だよ。英語の本なんて読めっこないよ。忙しいし。」
そう言ってやや自嘲的なうす笑み笑いをうかべるのでした。
「うーん、絶対読めるのに」
「うーん、読めたら絶対役に立つのに」
私のはがゆさは頂点に達していました。
(つづく)