底冷え 〜 その3 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

月曜日、朝起きた途端、寒くてびっくり!

 

今週末からいよいよ12月だ。

 

午前中にメルカートに出かけたが、寒くて寒くて順番待ちの際、足をバタつかせ落ち着きのない動作。寒くてじっとしていられないのだ。

 

さて、寒さの種類として冷えには3種類あるという。

 

風冷え(かざびえ)  

空気の冷えにより、肌が出ているところから冷えてしまう。首や手首はしっかり守りたい。

 

湿気寒(しけさむ)

文字通り湿気による寒さ。湿度が高くなるほど、寒くなるそうで濡れないよう注意したい。

 

底冷え

夜晴れていると一気に気温が下がる。特に地面1.5メートルあたりは2-3度温度が下がると言われており、足元は冷やさないよう心がけたい

 

「体が冷えると風邪をひく」というのは、「おばあちゃんの知恵」的もので科学的根拠がないと言われて来た。

 

しかし、最近の研究によれば、寒さは私たちの免疫系の、ウイルスに対する抵抗力を減少させると言うのだ。

 

東洋医学的には『六陰の邪気』(風・熱・湿・燥・寒・火)があり、その寒さ、つまり寒邪が『腎』と関るそうで、腎は骨・髄を主る臓器であり、腎の水液によって養われていて、関節は骨同士が組み合わさっているところで、寒邪により腎気の働きが弱くなると、骨・髄を養うことができず関節部で痛みを感じてしまう、というのだ。

 

逆に西洋医学的に考えれば、寒さにより末梢血管は収縮し、筋肉が硬くなり、付着部に負担がかかってしまうことにより関節付近に痛みが出てしまう。
 

寒さのせいか人は何気に前かがみになり勝ち。そうなると首も肩もこってくる。

 

かくいう私、月曜日の夜より発熱。火-水曜日は39度台まであった。コロナではなかったが、インフルエンザか? 

 

とにかく、さ湯を飲んで、足湯に筋肉が硬くならないよう努めるしかないか。