今朝、冷え込んで、起きるのが辛い...と思っていたら案の定、霜が降りていた。
子供の頃、霜の上を歩くとサクサクいって好きだったが、イタリアの場合は、草原だと犬のフンがあるのでやたら歩けない。
ところで、霜は氷の結晶だが、決して氷点下でなるものではなく、「気温4℃」でできるのだそうだ。
その気温というのは、霜が出来る地面ではなく、地上1.5mの高さで計測されているそうで、その1.5m付近がおよそ4℃くらいになると、地面は氷点下になっていることがあるため、それゆえ、「気温が4℃以下」が条件なのだそうだ。そして、「風が弱い」「夜の天気が晴れ」「湿度が高い」などの条件が重なる事も必要らしい。
日本語では、「霜が降りる」と表現する。「降る」とも言っていたような気がしたが、それは雨と雪だけなのだそうだ。
葉や土が、氷の結晶をまとい、朝日を浴びてキラキラと輝く姿は非常に美しいが、霜の発生により作物は被害を受けてしまいがち。寒さに弱い植物もある。
こちらは、ミラノ郊外の友人が送ってきてくれた画像。
粉砂糖をまぶしているようだ。
明日で11月も終わってしまうが、11月の和名が「霜月」であったと改めて思い出した。なかなか風情のある響きだ。
葛の葉のおもてなりけり今朝の霜 by松尾芭蕉
冬の寒い朝は苦手だが、いざ外へ出ると、空気が澄んでおり、きりりと身が引き締まるような気がする。それでもコタツで丸くなっていたい。私は猫か?笑