ミラノ コロナの状況 〜 その20 スーパーグリーンパス | ミラノの日常 第2弾

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イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
本日11月24日、イタリアでは閣僚評議会によって「スーパーグリーンパス」新法令が承認された。
 
これまでのグリーンパス(”green pass base")の強化型になるのだが、ワクチン摂取または治癒した人のみを対象としているが、教師と警察は予防接種の義務化となる。
 
そして、予防接種を受けた人だけがバー、レストラン、ジム、プール、映画館、劇場、美術館に行くことができる。すべてのレクリエーション活動、ワクチン未接種者は立ち入りは禁止。
 
現在の時点、期間は12月6日から1月15日まで。
 
今週の金曜日から始まるセールの"Black Friday"や再来週は、12月7日はミラノの守護聖人である「サンタンブロージオ」の祝日、8日は「無原罪の聖母」の祝日はイタリア全体が祝日となるが、その前の4日、5日が週末にあたるので、すでに来週からは長めの連休が待っており、早くもクリスマス前からそわそわ浮いた状況にあるイタリア。
 
クリスマスはイエローゾーンになり、移動も規制されるのでは?と噂されていただけに、それを避けるための措置として新たなグリーンパス強化という形となったわけだ。(しかし、ある意味過激な決定は、これでまた反対派が黙っているはずがなく...)

またロンバルディア州ではワクチン3回目のブースター接種予約は一時サイクルの完了から5ヶ月(150日)後の11月24日夜中より開始される。(早速予約したが、一人で出かけられる場所を選んでいたら年内は無理で年明けとなってしまった)

 

 

こちらがロンバルディア州の予約サイト

 

https://prenotazionevaccinicovid.regione.lombardia.it/

 

とは言え、コロナの経験から私たちは何を学んでいるのだろう?と常々思う。

 

私たちの社会における脆弱な部分を浮き彫りにしていないだろうか?人種や貧富における格差の問題、エッセンシャルワーカーへの無関心とか、世代を超えた連帯の希薄さ、そして都会の過密さ・・・。

 

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