女子会ウィーク | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

この時期になると、イタリア人女性もグループで食事会やらアペルティーボを企画する。 

まだ、足は完全に治っていないが、先週から近場を徘徊し始めた私。今週は「女子会ウィーク」。 

幕開けは、ItamaのスタッフによるApertivo Sociale. 
今年は、外国人生徒の申込者がなんと120名にまで上り、スタッフも口コミで増え、いまや30人の大所帯。先日、全体でのミーティングがあったが、あえて自己紹介をしないと、知らない人ばかり。しかも1ヶ月も休んでいたので、まったく状況がわからない。大学生のボランティアも数人!! 

場所はミラノのおしゃれ地域の某レストラン兼バー。 
こちらの夜は常に遅い。アペルティーボが7時半から。夕食となると9時10時からは普通。30名中23名が来たのだから、出席率高し。特に、リーダーの労いの挨拶やら、乾杯もなく、勝手にはじまるのは、イタリア流。結局は、Itamaの話はそっちのけで、いくつにも分かれたグループはどこも、家族の話に盛り上がっ ていた様子。 私のグループは、自然と思春期の子供をもつグループに・・・「あ~土曜の夜は帰宅が遅くて嫌よね~。」「うちの子進級できるのかしら・・・」どこも同じのようだ。皆、Iphoneの画像を見せ合う今時の親。笑 そのうち、4人が先月行われた在ミラノの日本人会による催し物に参加してくれていたようで、そこでの話しが盛り上がる。お互い異文化に興味津々。 

次にあったのは、イタリア人のママ友による『キッチュ・パーティ』。 


手作りのドルチェとこれぞ!!と思う俗悪品をもちより交換をする。主催者の子息(18,16,9歳)のそれぞれの小・中学校時代のママ友の集まりで、世代もさまざま。30歳代から50歳代。上の方々 は、毎年会うたびに、横幅が大きくなってきているのに、目が点・・・!!笑 私もかれこれ参加3年目。 

今年は出席者15名。普段より4,5名少なかった。 
今回持っていったヌテッラ入り生クリームのクッキー・ケーキ。そして、プレゼントは去年も当たった俗悪妖精。それをもっていくんじゃなもうしわけないかな?と思い、一応誰が当たってもいいように『アンチ・エージ』のローションとパック・セット。 

 

第一部はドルチェとワインでおしゃべりタイム。第2部は音楽に合わせてプレゼント交換。皆、他人のプレゼントがキッチュなら大笑い。でもまともなものだとブーイングするわりに、自分がキッチュなものが当たろうものなら、大騒ぎ。わがままだわ! 


私は一昨年、様子がわからずMuji(無印商品)のもの を持っていったら、『キッチュじゃない!』とブーイング。昨年は、あるプレゼント交換でもらった日本の100円ショップの商品、バナナカッターを持っていったら大うけ。名前も形もストレート。なぜか私のレガーロ(プレゼント)はキッチュじゃないが、もらい甲斐はあるといって、誰もがどれが私のレガーロに興味津々。


今年私が当たったのは、このろうそく立てとしおり。ろうそく立てをゆで卵立て?といった友人がいたが、どうみても大きさが違うでしょ!! 

私のレガーロが当たったドイツ人の友人は、「袋にレースのリボンがある!!絶対T子のだよね?!」というので、そうだと答えると、大喜び。けれど、中身をあけた顔はひんまがり・・・笑 『不細工すぎるわ!!』と激怒。これぞキッチュ!!そして、中にあったパック・セットをみて『期限切れじゃないの~?!』とかなりご機嫌な斜め。笑 そういう反応は周りには受けるが、もらった本人は、その商品を今後どうすべきか、目の前が真っ暗になるわけ。けれど、『去年もあったでしょ?』と気づき、それは受け入れられない・・・といって私に戻ってきてしまった。回りも何も言わなかったが、あまりにもドイツ人女が凶暴で何も言えずにお持ち帰り・・・とほほ。来年もだすぞ~。その他、金のまねき猫(どうみても中国製)ピンクの毛が生えた豚の貯金箱、バイオリンの形のしたチョコレート、クリスマス柄のコーヒーカップ、ワイングラスのろうそく、毛のはえた真っ赤な下着上下・・・どれもがやはり中国製?ま がいのもの。

 そして、その後は日本語の補習校ママの忘年会。 

今をときめくBasaraで、それはありえない?!という料金で押し倒すこと2年目。 

食べて喋り捲って、笑いもとまらず・・・・2次会は翌朝早いので泣く泣く断念。 
何枚も写真を撮ったが、どれもまっくら状態でぼつ。

それにしても、クリスマスを静かに待つ・・・・とは、なかなきできないのが現実・・・。