蚊のあがき | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

あっという間に12月に突入。 
気温はすでに10度以下になっているというのに、いまだに家の中に蚊がいるからたまったもんじゃない。 

寝付く瞬間、そろそろ起きる時間か・・・頭が朦朧としているときに、「ブ~ン」とやってくる。 

じーっと白い壁をにらんでいると、あっいたいた・・・。必ず家のどこかにいる。日中はどうもじっとしているようだ。 

でもさすがに動きがにぶくなっており、すぐに掌につかまるか、壁にたたきつぶされる。たたきつぶされ、さすがに人の血はすってないのか、壁が赤くなることはないが、それでも黒く残るからいやなのよ~。そういう時は、ティッシュに漂白剤をつけて押し付けると消えるからいいけれど、 嫌な仕事。 

蚊の卵から蛹までの期間は種や温度によって変わるようだが、イエカの一種 Culex tarsalis は、20℃の環境では14日で生活環を完成させるが、25℃の環境では10日なのだそうだ。地球温暖化の影響で範囲が広くなっているのだろう。でも、ここミラノは10度以下よ!! 

先日、だいぶ雨が降ったので、ボウフラがわかないか、植木の受け皿の水をチェックした。バルコニーの壁に引っ付いていることがある。こんなに寒いのにしぶといやつだ。そこで、部屋の窓を開けようものなら、ふら~っと入ってくるのだろう。家の中は暖房で暖かいから。 

ただ、不思議なことに、ここ数日見かける蚊は、耳元ぶんぶん来る割に、血をすわれている形跡なし。ということは雄?! 

いずれにしても、通常これから数ヶ月だけは姿をみなくなるはず。春までは出てくるな~!!