写真一枚で変わる寄付額 | 若者と社会をつなぐ支援NPO/ 育て上げネット理事長工藤啓のBlog

写真一枚で変わる寄付額

本日は、一般社団法人JustGiving Japan主催の
ファンドレイジングの勉強のためのセミナーに
参加してきました。

Global Givingという世界的なファンドレイジングサイトの
ご担当者が来日してのセミナーで、会場は100人くらい満席で
いたように思いました。

パっと周囲の方とコミュニケーションをとってみて
海外で事業を展開するNGOの関係者の方が多い印象。

講演される方が英語で、逐語通訳が入りましたが、あまり
通訳を必要とされている方は多くなかったように思いますし
時間が半減してしまうのでもったいないとともに、なかなか
難しいなと、運営が。

すごくためになることが多かったのですが、もっとも学びになったのが
Onlineで寄付を集めるノウハウとして、徹底的なマーケティングと経験から
得られた「写真一枚で寄付額が変わる」ということ。

まずOnlineで寄付を集めるとき、基本的なサイト構成で重要なのは三点。

①写真は大きく(一枚)
②文字は少なく
③寄付への同線となるバナーやリンクは大きく!

そのなかで、写真についてがとても印象的で、選択する写真一枚で
寄付額が変化する。

よい写真とは何か。

それは、一枚の写真に写る人間の数は一人であること。

これにつきます。おそらくは、その「一人」が寄付を通じて
成し遂げたいことを表現している必要はあると思います。

ただ、写真に写る人数が二人、三人となると寄付額が実質的に
減っていく。ここまで分析してファンドレイズしていることに
驚愕。

もちろん、後ろに人々が映っていてもいいのですが、ぼやけているというか
前に立つひとりが浮かび上がっていることが大切なようです。

その他、多くの経験と分析から得られた知見を惜しみなく公開
してくださいました。

会場で考えたのは、ファンドレイジングは選任でないと厳しい。
代表やその他の社員が片手間でできるようなものではなく、片手間で
あれば、それ相応の寄付をゲットするのが限界なんでしょう。。。

うちは選任を置けるほどの余裕はないけれど、いくつかの組織で
資金を出し合って、ひとりのファンドレイザーと出来高で契約
するところからスタートするのはありなんじゃないかと
思いますし、

結局、鶏と卵になるのであったら、おいてみるのもいいのかなと。



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