来たぜ!!ペルシア!! | 絶対(不)自由

絶対(不)自由

悠久の風に吹かれながら・・・
アジア横断・北南米大陸縦断を終えて、オーストラリアで働いて、
南太平洋のアイランドホッピングも終えて、オーストラリアも一周して、
今度は行ってない東南アジアを行こうと思った。


絶対(不)自由-20091126_01

絶対(不)自由-20091126_02

絶対(不)自由-20091126_03

写真1:イラン国境より
写真2:ヤズドの時計塔と旧市街
写真3:マスジャデ・ジャーメの夜景

無事にヤズドに到着。
移動の連続のうえに検問で叩き起されて寝られなかった・・・


11月23日
寝袋効果は抜群。足先まで温かく眠れたぜ。
着替えを済ませて、朝昼兼用の飯を食いに外に出ようとすると、フロントの兄ちゃんに呼び止められる。
どうやら護衛の警察を呼んだらしい。飯を食うだけなのに・・・
30分ほど待たされ、ようやく警察が到着。
しかし食べる場所は警察が勝手に決めてくれちゃいました。
まぁ安食堂だったから良かったんですけどね。
宿に戻りチェックアウトを済ませて一息ついてから、ネットをしようと外へ出ようとするとまた警察を呼び出した。
また20分ほど待たされて警察が来てネット屋へ。
すると腰周りがスッキリしていることに気付く。
しまった!!貴重品入れを部屋に忘れてきちゃった!!
サクッとネットを終わらせ、急いで宿へ戻る。
事を伝えると部屋の鍵を渡された。どうやらまだルームメイキングはされてないらしい。
部屋に入ると隠していた場所に貴重品はあった。いやぁ、よかった・・・w
気を取り直して今度こそサッジーを食いに行く。
すると護衛の警察がいるのに何故かまた待たされる。
15分ほどしてようやく出発。目指すはサッジー・ハウス。
マトン・サッジーを注文すると、直火で焼き上がった羊の足をナタで豪快にたたき切る。
ウルトラ上手に焼けましたこんがり肉Gは、余分な脂分が自然と除かれて、臭みもなく美味しかった。
しかし圧倒的質量に敗北・・・、残してしまったw
腹が膨れたところで宿に戻る。
この時点で午後3時弱。4時にはバススタンドに向かいたいことを伝えると、警察は帰っていってしまった。
宿のロビーでしばし休憩。
しかし約束の4時になっても警察が来ない!!
来たと思ったら違う外国人の護衛部隊。
4時40分でようやく警察が到着。ったくビビらせやがって。
リクシャーに乗って急いでバススタンドへ向かう。
待ち構えていたバスは黄色いヒノのヨーロッパ車両でピカピカ。
警察の護衛もここで終了。ご苦労さんでした。
しかしここからが長かった・・・
バスはほぼ定刻に出発。
国境の街のタフターンまでいくつか検問があったんだが、最初の検問で1時間以上待たされた。
パキスタンにいつのどこに入国したかとか、パスポート見れば分かるだろうが!!
なんでこんなに手際が悪いの!!
心の中じゃこんなことを叫んじゃいたけど、周りの連中とは穏やかに仲良くやっていたのだった(笑)


11月24日
眠れたと思ったら検問で叩き起され外国人登録して、の繰り返し。
バスはパキスタンでは郡を抜いて快適だったのに、全然眠れなかった・・・
明け方の7時ごろ、タフターンに到着。
仲良くなったパキスタン人に朝飯をご馳走になった。
両替商からなかなか良いレートで両替を済ませる。
なんで俺はこういうとき相手の儲け分を考えて譲歩して交渉しちゃうのかな・・・
国境まで歩いて行こうとしたが、さっきの奴等が車に乗せてくれた。
パキスタンの出国審査も何故か優先的に終わらせらた。
イラン国境が開くのはパキスタン時間の10時、つまりイラン時間の8時半だ。
時間になり国境が開くと、何故かまた優先的に中に入れた。
入国審査も終わると、護衛の用意ができるまでしばし待たされる。
護衛の兄ちゃんも来て外に出る。
待ち構えていたのはタクシーの客引き。
シカトしてバスを探そうとすると、護衛がタクシーを使えと言ってきた。
俺のパスポートはこの兄ちゃんが持っている。
仕方なくタクシーと交渉してみるも、バスターミナルのあるザーヘダーンまで300,000IRR(イラン・リアル、約3000円)とふざけた値段をふっかけられる。
残念ながら147,500IRRしか持ってねぇんだよ。
何US$持ってるか聞かれたんでUS$100札しか持ってないと言うと、US$1=8000IRRでどうだと来た。
ふ・ざ・け・る・な!
こっちが公式レートを知らんとでも思ったのか?俺が調べた時点じゃUS$1=9917IRRだぞ。
ごねにごねまくっていると一人の男が無料で乗せてくれると言い出した。
すると途端に必死になるタクシー会社のオッサン。
警備の兄さんを言いくるめてオッサンの勝利。残念ながらパスポートを押さえられてる俺には決定権がないのだよ・・・
と言うわけでザーヘダーンまで147,500IRR(約1475円)で乗って良いことになったw
まぁチャータータクシーで二人分だとこんなものか。安くねぇけど。
いろいろあったが、なんだかんだでこのオッサンもナーンをくれたりで良いヤツだ。
イラン人はパキスタンやインド人と比べるとすごくはっちゃけていて、ラテン系って感じです。
途中リレー方式で警備の兄ちゃんが入れ替わりながら、ザーヘダーン到着。
オッサンが銀行とバスターミナルまででUS$10でどうだと言ってきたが、丁重にお断りした。
しばらく待つとパトカーが出現。これに乗ってけと言うことだった。
街の両替局に行きUS$100を995,000IRRに換金。レートが思ったよりよかったぜ。
街中でもリレー方式で護送者が入れ替わり、バスターミナルへ。
ザーヘダーンからヤズドまで60,000IRR(約600円)だった。
切符も買い終えると、ようやく警備とおさらば。
しかしイラン、街が大変キレイだ。道も良いし、国力の差だな。
午後2時出発らしいが、待ってもバスがなかなか来ない。
30分ほど遅れてバスが到着。すっげーキレイ!
ほどなくしてバスは出発。隣の兄さんがすごくフレンドリーだった。
イランでも寝てたら検問で起こされる。本当に眠れない・・・
途中の飯休憩が民族料理ですごく旨かった。
ナスとトマトの煮込みはオススメだね!



イラン人は、パキスタン人ほどではないですが、やっぱりみんな親切です。
しかもみんな陽気で楽しい連中ばかり。なんかイタリア人っぽいですw
やばいな。ペルシア好きになっちゃうわぁw