キャンディーズがメインで人気が高かったバラエティ番組の「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」 。
ただ残念ながら「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」という番組は、我が家では「水戸のご老公」・「大岡裁き」・「遠山の金さん」のナショナルトライアングルという「国家的」番組の大きな壁に阻まれて、リアルタイムではこの番組を観ていなかったのです。
友だちが皆、この番組について楽しく話している中、私は「悲しきためいき」を漏らしながら、じっと耳を傾けているばかりでした。
ドラマなら再放送の可能性はあるのですが、この手のバラエティ番組は一回放送されたら「ハイ、それまでよ」ということで、二度と観られないと思っていたところに、「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」のDVD発売。
失った時を取り戻そう、というような気持ちにも似て、それこそ飛びつくようにして買いましたよ、DVDーBOX。
この番組内で放送されたキャンディーズ主演のミニドラマ も好評だったようですね。
どこか「サインはV 」へのオマージュではないかと思わせる、ミニドラマ第一弾「美しき伝説」をじっくり堪能した後に、続く第二弾の「めざめれば、秋」を観ました。
残念ながら保存状態が悪く商品化に耐えられないということで、第一話・第二話しかDVDには収録されていませんでしたが、それでもその世界を楽しむことはできました。
最終回まで観てみたかったのは事実ですが。
しかしこのミニドラマ、「バイオレンスメロドラマ」というのは笑えます。
そしてこのミニドラマの主題歌が「悲しきためいき」でした。
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1975年4月発売のアルバム「年下の男の子」に収録されている曲。
シングルカットはされていない曲ですが、人気の高い曲の一つですね。
作詞:山上路夫さん、作曲:宮川泰さん。
宮川泰さんがキャンディーズの曲を手がけているのはシングルA面にはなくて、その意味で貴重な曲だと言えそうです。
どんどん折り重なっていくような曲の進行で、聴いていて自然と気分が高まっていきます。
夜汽車に乗って、あなたと出逢い、あなたと愛し合った街を去っていく。
夜汽車というのはここでも物哀しいイメージを演出しています。
夜汽車にのって悲しみを噛みしめているうちに、眠りについていくのでしょうか。
そして「めざめれば、秋」。
きれいに(?)決まったところで、、、
「まもなくー、終点の◆◆ー、◆◆ー。」
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試聴はこちら でできるようですよ。