ライブドアショックなんて遠い昔の話のような猛スピードで時が流れ行く。
人一人の命が絶たれた功罪が大きいホリエモンだけど、IT新興企業としては、出遅れ感があったものの「時間外取引」「M&A中でも敵対的買収」「球界新規参入」という日本経済界では度肝を抜かれた事態。
それを教えたのがホリエモンだろう。
そしてそれを真似て売名という部分で美味しいとこ取りしたのが楽天三木谷氏。
その楽天が伸び悩むのは、ホリエモン戦略の二番煎じだったという事実があるからだろう。
村上ファンドが堀江被告たちの話を聞きつけインサイダーに及んだが、そういう意味では堀江被告はガードの薄いタイプだったのだろう。
おそらく、ヒルズ族として三木谷氏とも交流があり、三木谷氏も堀江被告の話の中で「それ頂き!」という調子で事業拡張を進めたのではないかな。
ソフトバンクの孫氏も企業体自身がどうやって成立していたのか、謎が多いのに勢力を拡大した。
今では、いつの間にか携帯キャリアに参入しているけど、やっぱり企業体自身がどうやって成立しているのか謎に見える。
謎というのは他の産業界の企業に比べて単純に経済の仕組みの中で存続しているようには見えないということだ。
この孫氏も三木谷氏同様、堀江被告のおこぼれで球界参入を果たす。
これらの人物はさておき、経済界は、当時100%反発姿勢を鮮明にするばかりで実行して見せてくれた事実への対処はしばらく放置されていたために外資ファンドにその穴を突かれた格好が続いた。
IT新興企業群の特徴としては、IT自体が売りではなく、M&Aによる事業拡張により冗長でいびつな多角経営とショッピングモールとオークションそして広告収入に尽きる。
1995年インターネットが解禁されてからIT技術も追いつかないような猛スピードでウェブ市場を楽天、Yahoo、ライブドア、さらにはdionやso-netやnifty、biglobeといった通信事業者を中心としたグループ群とベンチャーが群がり、食い尽くしたために次の一手がなくなってしまった。
この人の心も着いていけないほどの猛スピードは経済界全体にも言える事であり、それが、◎現代日本経済の5つの弊害/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10079839112.html を生み、◎木下優樹菜の日テレ太田総理での発言は正論/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10089542855.html に見られるように赤ちゃんや子どもたちの教育現場にも高校大学にも影響を与えてしまった。
そしてIT新興勢力の閉塞感は、検索エンジン市場のGoogle、Yahoo!、MSNと広告市場を共有し、IT技術であるajaxなど本来、技術的にはおもしろいテクニックもただひたすら、自社サイトに搭載する程度に留まり、革新的な新技術や発想を待っている状態に見える。
IT新興勢力としては後発と思われるミクシィやアメブロなどの運営企業もブログやSNSというちょっと見た目に新しいIT技術で変化を待っていたユーザーの注目を浴びたけど、広告収入を主な収入源とし、自費出版などもあるけど他の柱が見当たらず、やはり革新的な新技術や発想を待っている状態に見える。
経済的に見れば、これらのIT勢力のおかげで半導体も一時期伸び、パソコンや携帯やPDAの情報機器やソフトウェアも一時活況を呈した。
それにつられて家電量販店も急速に伸びたけど、既に収束感が。
そもそもオリジナルでない仕入れた商品を大量仕入れにより安く販売するというビジネスモデルも猛スピードで進んでしまったために食い尽くしてしまった感があるもののオリジナル商品やオリジナルサービスがあるわけではない業種なので次の一手がない為、スーパーマーケットと共に選択と集中による規模縮小を余儀なくされるだろう。
今、地球環境の異変は留まるところを知らない。
経済界にとっては酷かもしれないけど、産業構造の変革はやむを得ないところ。
是非、撤退した場所は、200年前にそこにあった木々や植物を植えて欲しい。
もし、山林を持っているなら、200年前の状態に戻して欲しい。
エコ先進企業として。
経済活動の余地は当ブログテーマ◎地球環境技術モデル/http://ameblo.jp/soboku-question/theme-10006750935.html
のようにこうしたことを実現すれば出てくるはずだ。
世界の動きも出てきた今、自然の摂理の中で持続するはずの地球の回復を第一義として、地球が回復した暁には、同じ轍を踏まない江戸時代のような、文明開化の音がする以前の環境を維持できる経済社会となって欲しいと願ってやまない。
◎明治後期、大正、昭和初期や江戸時代は苦しかった?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10089843199.html
地球全体に豊かな未来を、その未来を担う子どもや孫や子孫たちの為にも。