先日のお話です。
友人と４人でお昼ご飯を食べに出かけたんですが、
歩きながら見つけたところで、おしゃれな京町家カフェがあったのです。
外観は古い木造の家なんですが、中をカフェ風にしているっていうお店です。
ランチの看板が出ていたので、そこに入ってみることにしました。
玄関で靴を脱いで上がります。
築50年はゆうに経っているであろう木造の住居の佇まいは
中に入っていっそう素敵に見えました。
坪庭が見えて、中の部屋ももちろん和室のままです。
元々の素敵なしつらえと可愛い和風の小物や照明が合わさって
とても居心地のいい空間がつくられていました(´∇｀)
女性の方が案内をしてくれ、
和室の中にあるテーブル席に着きました。
そして別の女性の方がオーダーを聞きにきてくれました。
少し老けて感じられましたが、私達より年下だったかもしれません。
全員表の看板に出ていたプレートランチ。
ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞとｴﾋﾞﾌﾗｲの取り合わせです。
するとその女性は
「コーヒーはどうされますか？」
と聞いてきました。
食後のコーヒーって何か書いてたかな？と思い
「どうする？」
なんて相談していたのですが、
その女性曰く
「時々サービスさせていただいているんです」
とのこと。
時々って微妙だなｗと思いながら、せっかくなのでコーヒーもつけてもらうことにしました。
「おしゃれな店だね」
そんな話をしていたかと思います。
やがて
注文を聞きに着てくれた女性が料理を運んできてくれました。
最初に二人分。
そして後から残りを持ってきてくれました。
が、
「ドレッシングかかってましたでしょうか？」
とまさかの質問。
テーブルの上に料理はあるので、見れば分かります。
別に異変もなかったので、皆
「大丈夫ですよ」
と答えました。
思えばここで気づいておくべきでした。
その後全員料理を食べ終え、
その女性がコーヒーを持ってきてくれました。
ここからいよいよお話は急展開を見せます。
トレーにコーヒーカップを乗せて現れたその女性、
私達のそばまで来て、はっと何かに気づいた様子。
そして
「コーヒーをお持ちしたんですが
間違えて３つお持ちしたので、分けてもいいですか？」
分けてもいいですか？(゜ー゜;)？
全員キョトンとしていたはずです。
だって意味が分かりませんもの。
「間違えて３つお持ちしたので、分けてもいいですか？
少なくなりますけど。」
繰り返すその女性に、私達も
「は、はぁ・・・？」
と返答に困った返答をするしかありませんでした。
そして、もう１つカップを持って現れたその人は
なんとその場で３杯のコーヒーを４人分に分け始めたのです！
(;°ロ°)ﾊｯ!
なんだこれは？！
なにがおこっているんだ？！
するとその場に、最初に最初に案内をしてくれた女性が
お皿を下げに来てくれました。
コーヒーを客の目の前で移し始めたその女性は、
かなりテンパッた様子でその人に説明を始めました。
「娘さん、コーヒーをサービスしたんですが、３人分だと勘違いして分けているんです」
娘さんってことはオーナーの娘さんなのでしょうか。
その人は目じりをキッ！と上げて
「こんなところで分けないで、裏でやってください！」(゜Д゜)
とキツく言っていました。
別にサービスだからと言われたらそれまでですが、客の立場からすると
「そりゃそうだ。あんたが正しいよ。」
そう言いたくなりました（笑）
けれどその不思議な女性は、それを聞いてさらに慌てたのか
あろうことか隣のテーブルに運んで、そこで移し変え始めました！（爆）
もう私達も肩の震えを抑えるのに必死ですｗ
ありえないだろ！ｗ
私達はカップを往復してすっかりぬるくなったコーヒーを堪能させていただきました(´∇｀)
なかなか体験できない経験をさせてもらいました。
とてもおしゃれなお店だっただけに余計に際立つような･･･ｗ
また機会があれば
あの人を見に行ってみたいと思います( ´艸｀)
2011年シロクマインテリア記事ＰＩＣＫ☆ＵＰ
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