『 健康 と 栄養 』
ご愛読どうもありがとうございます
こんにちは
梅 津 接 骨 院 院長
健康管理士
梅 津 隆 義 です
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§.9-1 動脈硬化の恐ろしさ ①
動脈硬化 と 一酸化窒素？
血液は心臓から送り出され
細胞に栄養素と酸素を運びます
その血液が通る血管が 動脈 です
血液は心臓から１分間に
5～7リットルも送り出されます
その圧力に耐えられるように
動脈の壁は 三層構造 になっています
外側から
外膜・中膜・内膜
外膜は丈夫な結合組織
中膜は平滑筋という筋肉
内膜は内皮細胞
でできています
内皮細胞 からは
一酸化窒素 が産生されます
一酸化窒素の作用は
・血管拡張
・血小板凝集抑制
・白血球の内皮細胞付着防止
・白血球の内皮細胞下組織への浸潤防止
・平滑筋細胞の増殖抑制
血液中に
ＬＤＬ悪玉コレステロール が増え
高血圧や高血糖などにより
内皮細胞が傷つくと
そこからＬＤＬが内膜に入り込み
活性酸素によって
酸化ＬＤＬ になります
酸化ＬＤＬは
内皮細胞の機能を低下させ
一酸化窒素の産生を 減少 させます
すると・・・
血管が広がりにくくなる
血液が固まりやすくなる
中膜の平滑筋が厚くなり硬くなる
そして 動脈硬化 に
インスリン は内皮細胞から
一酸化窒素の産生を促します
糖尿病・肥満・本態性高血圧により
内皮細胞に機能が障害を受け
そこに
インスリン抵抗性状態になると
一酸化窒素の産生・放出が阻害され
動脈硬化 が生じます
一酸化窒素 は
Ｌ-アルギニン により産生されます
この一酸化窒素の研究により
1998年
アメリカのフェリド・ムラド博士は
ノーベル生理学・医学賞
を受賞しました
動脈硬化 は3タイプあります
アテローム性動脈硬化
中膜石灰化硬化
細動脈硬化
一般に動脈硬化というと
アテローム性動脈硬化
をいいます
動脈硬化は
動脈の内側に
コレステロールや中性脂肪が溜まり
内腔が狭くなり
血液が流れにくくなり
また、動脈の弾力が失われます
動脈硬化は
あらゆる動脈 に起こります
栄養素と酸素を細胞に運ぶ動脈が
このような状態では
命の危険 です
高血圧・糖尿病
脂質異常症・高尿酸血症
肥満・喫煙・運動不足・ストレス
これらが 危険因子 となります
いずれも
生活習慣 を改善することで
予防 できます
<§.9-1 動脈硬化の恐ろしさ ① / おわり>
お読み頂き、ありがとうございました
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梅津接骨院
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