誰もが通る育児ノイローゼ?その3 | ヒトのにくばかりやくな

誰もが通る育児ノイローゼ?その3

~テキスト内挿入奥様劇場「ガラスのおヨメ」その1~

その言葉の意味があとになってようやくわかった…
(参考資料「ガラスの仮面」21巻後半あたり←現在読破中)
雑なのは時間ないからボールペンで殴りかいてるから、すまん。


奥様あの記事とあの記事読みまして?ねえ読みまして?
いや近所の例の奥様の「育児ノイローゼ」のハナシなんですが、
あれは世間に母親業の内情を啓蒙させるにふさわしいスバラティー記事でしたわね?
ワタクシ、感動いたしましてよ?
おしみない拍手を送りたくってよ?


…でも…書いてない事実もなくね?


てなわけでワタクシが勝手に続きを書きましょう。

本人から以前聞きました
あの奥様の育児ノイローゼその3を…!!


あの奥様は、結婚したとたんに上の子を授かってしまいました。
ですので「あとからゆっくり」行こうと思っていた
新婚旅行に行けなくなってしまったのです。

しかも子宮筋腫という爆弾と切迫早産のアクシデントで数ヶ月の緊急入院。
退院しても結局旦那実家での強制静養という状況が待ち受けていたのです。

慣れない同居生活&静養という名の軟禁状態…
ほぼ閉じこもりの生活に奥様は段々精神的においつめられていきます…
ああ…ああ…あんなに行きたかった新婚旅行…
しかも生まれてしまったら絶対行けない!
生まれちゃったら絶対行けない!

行けない…生まれたら…行けない…

だから…

…生まれる前に行かなければ…!!



だから…


行かなくては…!!


と、ムーンサルト級の論理の飛躍を脳内で完成させた
奥様はやおら旅行パンフを次々を取り寄せはじめました…
パンフをみてはブツブツ…パンフを重ねてはブツブツ…
パンフを広げてはブツブツ…パンフを…
そしてなにかにつけ

「ええ、行きます」
「行くつもりです」
「行きますよ?」
「行くんですから」
「絶対行きますから!新婚旅行!」

とかいいだしてます。
さすがに


「この嫁…やばい?」


と思ったお義父さんがとうとう

「そんな体でなにをいってるんだ!」

と強くたしなめてしまいました。

そしたら奥様、

「…お義父さんに…お義父さんに…

わたしの気持ちはわからないんですッッッ!!」



と叫びいきなり立ち上がりその部屋から飛び出し
階段をダスダス
と踏みならし2階の一部屋に
飛び込み「バッタン!!」とドアをしめきり

「もういいですッッ」

と、その部屋に引きこもってしまったのです…。

ええ、あらん限りの抗議の気持ちを
ハゲしい物音で表現して踏みならして…他人ん家で

後日、奥様本人が語る…

「そのときはかっこよく飛び出して閉じこもったつもりだったんだけど
な~に考えてたんだか~うひゃひゃひゃ
他人ん家。なのに~うひゃひゃウケる~他人ん家。なのにうひゃひゃ~」


いやあノイローゼってこわいですねえ~
こんな奥様でもこうなっちゃうんですねえ~。

~テキスト内挿入奥様劇場「ガラスのおヨメ」その2~




生まれた後もやはり旦那実家に身を寄せていた奥様。
もういっぱいいっぱいになってるから
ちょっとしたことでも攻撃的な気分になってしまってます。

朝から晩までいや晩がすぎてもまた朝がきても
ぎゃあぎゃあ泣きわめく赤ちゃんに
あの大姑さんが
いまはまるで慣れっこになったあの口調で奥様に言っちゃったよ。


「おっぱい出てないから泣いているんじゃないのかい~?」

(キッ)

「出てますから!!ビューッッ!!


後日、奥様本人が語る…

飛んだねえ~うひゃひゃあのときは飛んだねえ~。」

(他にもこの奥様と大姑さんのバトル秘話の記事はコチラ「すきすきだいすき嫁姑」参照)


…かように人間、育児に追いつめられるとどうなるかわかったもんじゃないです。
本人をして「なんであのときあんな?」と
わかったもんじゃないくらいですから。
でもまー最初の数ヶ月のノイローゼはみな通る道で
一過性のアレなもんですから今思うと笑っちゃうけど
それ以上につづいちゃうとやっぱヤバいですよ。
とにかく育児ノイローゼ、続くか続かないかは環境ですよ環境。
周囲の人間関係&フォロー具合が如実に現れますよ、アレ。

ずっとノイローゼみたいになってるひとや
結果的に引き起こされた不幸な事件をみるたびに

「あー周囲のひとはなにしてたんだろう」

てやきもきしてしまいます。
周囲の環境の結果がおかあさんに出るんです。
炭坑のカナリヤみたいなもんなんです、おかあさんて。
て思うんですけどねー。


私も最初の子が1ヶ月くらいになった頃、連日の2、3時間ごと睡眠&授乳に
「いつになったら!いつになったら固まった時間ねてくれるの!?」
とその睡眠時間が固まる兆候をつかむべく、
生まれてからずっとメモっていた毎日の睡眠時間を
方眼紙にミッチミチと記入&グラフ作成をし始めたことがありました。
しかも疲れているので方眼紙のマスが目にキビシく、
どうしても記入がズレたりしてうまく作成できなくて
「ッッッキー!!ビリビリ!もう1枚!キーッ!」
て何枚もビリビリ破いてヒステリー起こしてました。
あれはなにがしたかったのか今となってはとんと検討がつきません。
やー1人目のあの時って人間かわるねえー奥様?

2人目のときは
「もーほっといても数ヶ月だからもーいーや、もー」
て投げやりになってたらホントあっという間にすぎちゃったです。


~テキスト内挿入奥様劇場「ガラスのおヨメ」その3~


なんて…恐ろしい…嫁…!!
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