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▼伊坂原作×中村監督のホームラン。映画「ゴールデンスランバー」
1月早々から「今度は愛妻家」や本作のような作品に出会えるとは。
「ディア・ドクター」(6月公開)に出会うまでパッとしなかった2009年に比べ、
2010年の邦画界は序盤から良作が次々に登場して良い感じだ。
もしかするとこのまま今年の邦画No.1になってしまうかも知れない。
今回は、只今絶好調の堺雅人主演最新作「ゴールデンスランバー」を紹介。
ある日、仙台に住む平凡な男、青柳雅春は
大学時代の同級生である森田から釣りに誘われた。
だが、道具一式を持って出掛けた青柳を待っていた森田は、
何故か釣りにいく服装はしておらず、浮かない顔をしている。
車中で手渡された飲み物で眠りこんでしまった青柳が目を覚ますと、
二人を乗せた車の後方で、首相を乗せたリムジンがパレードをしていた。
そして、突然の爆発、炎上。
瞬く間にパニックに陥る街の住人達を眺めながら、森田が呟いた。
「お前、オズワルド(犯人)にされるぞ」
「無様でも良いから、とにかく逃げろ」
青柳が車外へ飛び出すとほぼ同時に森田を乗せた車も爆発。
一体自分の身に何が起きているのか。何ひとつ分からないまま、青柳の逃走劇が始まった。
原作は、2008年の本屋大賞、山本周五郎賞を獲得した伊坂幸太郎の同名小説。
主演は「南極料理人」「クヒオ大佐」と主演作が続いている堺雅人。
共演は「チーム・バチスタの栄光」の竹内結子、「Dr.コトー診療所」の吉岡秀隆、
「陰日向に咲く」の劇団ひとり、「アヒルと鴨のコインロッカー」の濱田岳、
「パレード」の公開も控えている貫地谷しほり。
その他にも、柄本明、永島敏行、木内みどり、伊東四朗、香川照之ら
実力派キャストがずらりと脇を固めている。
監督は、「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」と
これまでにも伊坂作品を手掛けてきた中村義洋。
音楽は「フィッシュストーリー」に引き続き斉藤和義が担当。
良く出来た原作を、作者の魅力を熟知した監督が映像化して
つまらないものが出来上がるはずがない。
「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」で
相性の良さを見せつけていた伊坂原作×中村監督のコンビは
本作でついに決定打となる名作を生み出したと言える。
「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」を間に挟んだことで、
メジャー配給の大作を手掛けることにも慣れてきたのか、
「チーム・バチスタ」の竹内結子や「ジェネラル・ルージュ」の堺雅人、
中村作品の常連である濱田岳らを絶妙なポジションに起用して、
これまでにないスケールの大きな作品に仕上げられている。
ストーリーはいわゆる巻き込まれ系の展開で、さほど目新しさはないのだが、
隅々にまで気を配られた人物設定と、伊坂作品ならではの伏線の張り方が
笑ってしまうほどに上手い。こんなに上手くて良いのかというほどに上手い。
リアリティを追求せず、娯楽としての面白さを優先したのも正解だろう。
おかげで、139分の長尺にも関わらず、スピード感を失うことなく
エンドロールまで一直線に駆け抜けている。
モラルを欠いた連続殺傷事件の犯人、キルオを演じた濱田岳、
アイドル役の貫地谷しほり、青柳の両親を演じた木内みどりと伊東四朗、
無表情にライフルを撃ちまくる永島敏行など、脇役も皆魅力的。
この作品において細かいところを突っ込むのは野暮だと知りつつ、
それでもこれだけは書いておきたい。
ウエストポーチ以外には何も持たずに逃走しようという時に、
いくら自分の置かれた状況を確認したいからといって、PSP+ワンセグチューナーは無いだろう。
ポケットどころか、ウエストポーチにすら入ったとは思えないのだが。
▼プラチナゲームズ最新作「VANQUISH」発表
Xbox360・PS3「BAYONETTA」、Wii「MAD WORLD」のプラチナゲームズより
完全新作「VANQUISH」が発表。第1弾ムービーも公開された。
共同開発はセガで、ディレクターは三上真司氏、
プロデューサーは稲葉敦志氏が務める。続報が楽しみ。
■Wii:「MADWORLD / マッドワールド」
■Xbox360:「BAYONETTA / ベヨネッタ」
■PS3:「BAYONETTA / ベヨネッタ」
▼DS「ポケモンレンジャー 光の軌跡」他、新作ゲーム情報
03月06日発売■DS:「ポケモンレンジャー 光の軌跡」
03月06日発売■Xbox360:「Xbox360 ハードディスク 250GB」04月29日発売■PSP:「メタルギア ソリッド ピースウォーカー」
2010年中にシリーズ最新作が発売されることがアナウンスされた
「ポケットモンスター」から、「ポケモンレンジャー」の新作が発売決定。
Xbox360からは、250GBのHDDが発売。
「ワイヤレス コントローラー ゲームパック」
「ワイヤレス LAN アダプター N」も同時発売。
我が家は120GBのエリートで間に合っているので今回は見送り。
また、3月に発売が予定されていた
PSP「メタルギア ソリッド ピースウォーカー」の延期が決定。
新たな発売日は4月29日。
▼DS「ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2」4月28日発売
04月28日発売■DS:「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2」
今年のゴールデンウィーク商戦の目玉タイトルが登場。
累計150万本を販売したDS「ドラゴンクエストモンスターズジョーカー」の
続編が発売決定。価格は5490円と意外に安め。
ウリである育成・配合のシステムを強化し、登場モンスターも前作を上回る300種類以上。
また、今作からWi-Fi通信を使った対戦モードも搭載している。
▼DS「ドラゴンクエストVI 幻の大地」初週で91万本を販売
01月28日発売■DS:「ドラゴンクエストVI 幻の大地」
03月04日発売■DS:「アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁」
03月04日発売■DS:「アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」
4日間での国内推定販売本数は90万9981本。
“天空シリーズ”3部作の第1弾『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』
初週販売本数約60万2000本、
第2弾『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が約67万9000本となっており、
シリーズ最終作にして最高の出足となった。
「IV」は初週60万本から累計121万本まで、
「V」は初週68万本から累計119万本までそれぞれ数字を伸ばしているので
初週で91万本を販売した本作ならば、
累計で160万本から200万本あたりまでは狙えることになる。
「IV」「V」を購入していなかったユーザーも多数存在しているであろうし、
3月発売の廉価版は予想以上に売れるのでは。
当たり前に私も買ったのだが、実はまだやっていない。
同時に買ったDS「リヴリーガーデン」が予想以上に面白くて手が付けられないのだ。
ジジィゲーマー向けにいうと、「大地くんクライシス」をぐっと分かり易くして、
コミュニケーションゲームの要素を加えたような作品。
冒頭でブラウニーブラウンとヴァンプールのロゴが出てきた。
01月28日発売■DS:「リヴリーガーデン 特典付き」
▼映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」BD/DVDが5月発売か?
【関連記事】映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の恐るべき動員力
楽天ブックスの検索に引っかかって来るのだが、月末最終日というのがどうも胡散臭い。
ただ、「序」の公開終了からDVD発売までのインターバルを考えると
5月の線は充分あり得る。
31日ではないとしても、5月末か6月上旬あたりでほぼ確定なのでは。
▼16GB「iPhone」が実質0円に
「太鼓の達人 人気曲ぱっく」
■iPhone:「iPhone 3GS」(ソフトバンクオンライン)
■iPod:「Apple iPod touch 第2世代 8GB MC086J/A」
■iPod:「Apple iPod touch 第2世代 32GB MC008J/A」
■iPod:「Apple iPod touch 第2世代 64GB MC011J/A」
2月1日より開始された新サービス「Wi-Fiバリュープラン(i)」の導入により、
iPhone3GSの新規契約ならば、月々の実質負担額が16GB版で実質0円、
32GB版でも480円で購入可能になった。詳しくはリンク先にて。
また、2月1日より「iPhone/iPod touch」用アプリで
「太鼓の達人 人気曲ぱっく」が配信開始になっている。
「Dance Dance Revolution」の完成度が高かったので即ダウンロード。
収録曲は「夏祭り」「タッチ」「キセキ」「残酷な天使のテーゼ」
「クラシックメドレー」の5曲のみとかなり少なめだが、
操作性、グラフィック、音質ともに申し分無し。600円ならまぁ妥当。