韓国発、マカロニウエスタン。映画「グッド・バッド・ウィアード」他、 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

★元記事はこちら。



▼是枝裕和監督の最新作「空気人形」本日より公開

空気人形 ペ・ドゥナ
(C) 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会

【紹介記事】是枝裕和監督が描く、大人向け童話。映画「空気人形」

私的には今秋のイチ押し作品である映画「空気人形」が本日(26日)より公開。
全国一斉公開ではなく、関西や九州方面では10月3日公開の劇場も多いのでご注意を。
内容は単独記事にて紹介済みなので、詳しくはそちらで。



▼DVD「劇場版「空の境界」殺人考察(後)」他、新作DVD情報

12月09日発売■DVD:「劇場版「空の境界」殺人考察(後)完全生産限定版」

単館系の劇場にとってはドル箱シリーズとなっている
「劇場版 空の境界」もいよいよ完結。
来年あたり早速BD化されそうな気もするのだが、とりあえず12月9日発売。

12月18日発売■DVD:「アルマズ・プロジェクト」

ザックリ言ってしまうと「宇宙版・クローバーフィールド」
もしくは「宇宙版・REC」である。
人間が撮影した映像ではなく、宇宙ステーションに設置されている
監視カメラの映像というのがミソだ。12月18日発売。



▼東京ゲームショウ2009 雑感その2

「撮影不可」という貼紙を至る所で見掛ける割には、
(芸能人の登場するイベント等を除き)どのブースでも皆当たり前のように撮影しており、
それに対して咎めるような様子もないのがゲームショウの七不思議。
しかし今回は非常に厳しいブースがあった。
SCEブースに展示されていた新型メルセデスベンツ「SLS AMG」である。
ここを守っている男がえらく厳しく、禁止の看板に気付かずにうっかり撮影しかけたら
まるで残飯を漁りに来た野良猫を追い払うような対応をされてちょっと凹んだ。
あの対応では、一般日には確実に揉め事に発展すると思うのだが大丈夫なのであろうか。
というわけで、「お、カッコいい」と思っても無闇にカメラを向けないようご注意を。

話はかわって、任天堂が来月初旬に流通向けの説明会を行うらしい。
新型PS3の好調に加えてPSPの値下げなど、
大攻勢をかけているSCE陣営に対して何か対抗策はあるのか。
強力なソフトラインナップが用意されていることを期待したい。



▼DS「トモダチコレクション」発売14週目でミリオン突破

■DS:「トモダチコレクション」

【紹介記事】ネタゲー要素てんこ盛り。DS「トモダチコレクション」

シルバーウィーク真っ直中のゲーム市場で注目のトピックと言えば、
やはりDS「トモダチコレクション」の累計100万本突破であろう。
DSでは29作目のミリオンヒットとなる「トモダチコレクション」の
初週販売本数は10.0万本で、これは「脳を鍛える大人のDSトレーニング」(4.4万本)
「やわらかあたま塾」(5.3万本)に次ぐワースト3位の初動成績。
ところが、口コミによる広がりを見せ始めた5週目から販売数は右肩上がりを続け、
9週目でついに初週を上回る12.6万本を記録。
夏休み終了後も大きく数字を落とすことなく推移し、発売14週目でミリオンを突破した。

友達や家族のMiiを住まわせる→恋愛や結婚に発展する→本人に言いたくなる→
見せられた側が欲しくなる、という誘爆方式の広がりを見せている本作の動きが
急に止まるとは思えず、今年末商戦でも「ポケモン」と並ぶDSの主戦力になっている予感も。
次の目標は、「リズム天国ゴールド」(180万本)や「nintendogs」(190万本)あたり。
応援していたタイトルなのでとても嬉しい。



▼DS「ポケットモンスター HG&SS」シルバーウィークを制す

■DS:「ポケットモンスター ハートゴールド」
■DS:「ポケットモンスター ソウルシルバー」

【関連記事】DS「ポケットモンスター HG&SS」発売2日で140万本を販売

大型連休中のゲーム市場はやはり「ポケモン」が制した。
発売2日で140万本以上を販売し、貫禄を見せつけた
DS「ポケットモンスター ハートゴールド / ソウルシルバー」は
発売2週目も勢いが衰えず、約45万本を販売。
累計500万本を突破した「ダイヤモンド / パール」と同水準をキープしている。
店舗の規模を問わず全国的に在庫が不足しており、
かなりのチャンスロスが発生しているものと思われる。
発売1ヶ月未満でほぼ商品寿命が尽きてしまうタイトルには致命傷だが、
低年齢向けのソフトは「最悪クリスマスまでに手に入れば良いか」という
良い意味でのルーズさがあるので、2、3週のロスで商品自体の訴求力が落ちないのが利点。
今週末にも入荷はあるそうなので、お探しの方は大手を中心に回ってみては如何か。



▼PS3「テイルズ オブ ヴェスペリア」初週で21.7万本を販売

■PS3:「テイルズ オブ ヴェスペリア」

2007年12月:DS「テイルズ オブ イノセンス」10.7万本
2008年06月:Wii「テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士」15.1万本
2008年08月:Xbox360「テイルズ オブ ヴェスペリア」10.1万本
2008年12月:DS「テイルズ オブ ハーツ」14.2万本
2009年01月:PSP「レディアント マイソロジー 2」21.0万本
2009年08月:PSP「テイルズ オブ バーサス」15.3万本
2009年09月:PS3「テイルズ オブ ヴェスペリア」21.7万本

初日から好調なスタートを切っていた
PS3「テイルズ オブ ヴェスペリア」は初週で約21.7万本を販売。
初日と同様、2007年以降の「テイルズ」関連タイトルでは最高の初動記録となった。
バンダイナムコの目標は30万本だったので、累計32万本まで伸ばした
PSP「レディアント マイソロジー 2」の初動と比較しても、目標達成はほぼ確実。
新型PS3本体は約5.1万台を販売。据え置き機のトップシェアを3週連続で守っている。



▼韓国発、マカロニウエスタン。映画「グッド・バッド・ウィアード」

あまり話題にならずに公開が終わってしまいそうなので取り上げてみる。
映画「グッド・バッド・ウィアード」は、当BLOGでも何度か取り上げた
「箪笥」というホラー映画を手掛けたキム・ジウン監督の最新作である。
「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」のポン・ジュノ監督、
「オールドボーイ」のパク・チャヌク監督と並ぶ韓国映画界の3大オタク監督だけあり
「続・夕陽のガンマン」をベースに1930年代の満州を取り入れた
痛快なマカロニウエスタンに仕上がっている。
主演の3人は、グッド(良い奴)に「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソン、
バッド(悪い奴)に「甘い人生」のイ・ビョンホン、
ウィアード(変な奴)に「殺人の追憶」のソン・ガンホ。
韓国映画を代表する3大スターの共演も見物だ



要するに、宝の地図で一儲けを狙うコソ泥(ソン・ガンホ)と
それを追う殺し屋(イ・ビョンホン)と、彼等の首を狙う賞金稼ぎ(チョン・ウソン)が
ドンパチやり合うだけの映画なのだが、キム・ジウン監督らしいマニアックな演出が多い。
原作へのオマージュというよりは、タランティーノの「キル・ビル」や
三池崇史の「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」へのオマージュが強く、
しかも空振りな印象が強かった「ジャンゴ」の100倍は面白い。
一部ではシナリオが弱いとの批判があるようだが、
この手の映画は、ストーリーなどあってないようなもので良いのだ。
作品へのこだわりが強過ぎるのか、中盤で少々ダレてしまうものの
後半のアクションシーンは拍手喝采モノのカッコ良さで、全て帳消しにしたい。

主演の3人は、三者三様に皆魅力的で、本心の読めないガンホの表情作りの上手さはさすが。
私的には、ロープを使って移動しながらの射撃や、馬に跨がった状態でのくるくる射撃など、
様々なアクションを魅せてくれたチョン・ウソンがMVP。
「チェイサー」と並ぶ本年度を代表する韓国映画であることは間違いない。

【紹介記事】映画「オールドボーイ」が繋ぐ、日本と韓国の新たな関係
【紹介記事】これぞ”韓流”怪物映画「グエムル 漢江の怪物」

10月02日発売■DVD:「チェイサー ディレクターズ・エディション」

【紹介記事】「殺人の追憶」以来の衝撃作。映画「チェイサー」

「チェイサー」のDVDは来週10月2日にいよいよ発売。



▼予約数ランキング(9月9日~9月15日)

1位■BD:「トランスフォーマー リベンジ スペシャル・コレクターズ・エディション」
2位■BD:「トランスフォーマー リベンジ バンブルビーBOX」(6,000セット限定)
3位■BD:「ターミネーター4 スペシャル・エディション」
4位■BD:「トランスフォーマー リベンジ オプティマスプライム限定」(Amazon限定
5位■BD:「トランスフォーマー ブルーレイ ダブルパック」
6位■BD:「レオン完全版」
7位■BD:「グラン・トリノ」
8位■DVD:「ゲームセンターCX DVD-BOX 6」
9位■DVD:「フィッシュストーリー」
10位■BD:「ファイト・クラブ」

【お勧め】■BD:「3時10分、決断のとき」
【お勧め】■BD:「スター・トレック スペシャル・コレクターズ・エディション」
【お勧め】■BD:「スラムドッグ$ミリオネアノーマルDVD版」
【お勧め】■BD:「崖の上のポニョ特別保存版」
【お勧め】■DVD:「ドラえもん タイムマシンBOX 1979」

【紹介記事】奇跡を支持したアメリカの今。映画「スラムドッグ$ミリオネア」
【紹介記事】101分間の飛び出す絵本。映画「崖の上のポニョ」宮崎駿
【紹介記事】文句なしの完結編。映画「ROOKIES 卒業」
【紹介記事】映画作りの原点を見た。映画「劔岳 点の記」

BD/DVDでは、「トランスフォーマー」と「ターミネーター4」が大人気。
「ターミネーター4」はBD版の一極集中だが、「トランスフォーマー」は
ノーマルDVDの各バージョンに加え、前作とのダブルパックも人気が高い。
こうしてみると、やはり「スタートレック」は2大メジャーに比べるとマイナーだな。
作品の出来としては全く負けていないどころか、上回っている部分も多いのだが。
SF映画好きならば、食わず嫌いはせずに一度試してみて欲しい。

そして、過去の名作のBD化からはリュック・ベッソンの「レオン」と
デヴィッド・フィンチャーの「ファイト・クラブ」がランクイン。
ベッソン作品は「フィフス・エレメント」「ニキータ」も人気。

1位■PS3:「ファイナルファンタジーXIII」(現在の予約価格は7,387円・20%OFF
2位■Wii:「バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ」
3位■PS3:「スターオーシャン4 インターナショナル」
4位■PSP:「ダライアスバースト」
5位■PS3:「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 初回限定版」
6位■Wii:「Wiiフィット プラス ソフト単品」
7位■Wii:「ザ ハウス オブ ザ デッド: オーバーキル 通常版」
8位■Wii:「大神 名曲集(サントラCD)付き」
9位■PSP:「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT PLUS」
10位■Xbox360:「サムライスピリッツ 閃」

【紹介記事】グラインドハウス風、傑作ガンシューティング。Wii「ハウス オブ ザ デッド:オーバーキル」

ゲームでは、PS3「ファイナルファンタジー13」が圧勝でV2。
単独記事で紹介したWii「ハウス オブ ザ デッド:オーバーキル」も7位にランクイン。
私的にはかなりツボな作品なので、興味のある方はまずは紹介記事をご覧いただきたい。



▼PC「Windows 7」各種予約開始
10月22日発売■PC:「Windows 7 Professional アップグレード 発売記念優待版」
10月22日発売■PC:「Windows 7 Professional」
10月22日発売■PC:「Windows 7 Home Premium アップグレード 発売記念優待版」
10月22日発売■PC:「Windows 7 Home Premium」
10月22日発売■PC:「Windows 7 Ultimate アップグレード」
10月22日発売■PC:「Windows 7 Ultimate」