前作のイメージを払拭出来るか「サイレン2/SIREN2」 | 忍之閻魔帳

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SIREN2
夜見島 わらべ唄「巫秘抄歌-こうなぎひしょうか-」CD付き


今回は劇場用 「サイレン FORBIDDEN SIREN」と
「サイレン2/SIREN2」を同時に取り上げてみる。

PS2版「SIREN」は、発売前はさほど話題にならなかったものの、
発売日近辺に投入されたCMの効果で注目度が一気にアップし、
発売直後は品切れが続出、通常版の累計15万本、廉価版3万本、
合計18万本のスマッシュヒットとなった。

狙い済ましたCM戦略は好みではなかったものの、
ホラー好きな私は発売日に購入した。
が、難易度の高さとマップの分かりにくさに敢えなく断念、
結局エンディングまでは辿り着けなかった。
追加出荷分があまり伸びなかったのも、
中古市場での値崩れが激しかったのも、
全てこの難易度設定のせいだと私は思っている。
この時から、「SIREN」に関しては、世界観やストーリーは良いものの、
難易度が高過ぎて人には勧め辛い作品、
というイメージが焼き付いてしまっていたのだが・・・

今回の「SIREN2」は、驚くほど親切になっている。
待望の難易度設定追加で、私にも充分手が出せるようになった。
何と言ってもこれが一番嬉しい。
(難易度によってエンディングが変わることもないそうだ)
導入部分のチュートリアルも親切で、
序盤だけで言えば、前作とは別物かと思うほど出来は上がっている。

屍人のグラフィックや動きはさらに洗練(と言っていいのか)され、
不気味度もパワーアップしているが、
照準の合わせ方も随分親切になっているので
前作よりは安心して闘いを挑む事が出来る。

映画版は有名俳優ばかりで作られているため
屍人メイクもコントにしか見えなかったが、
「その辺に居そうな誰か」になった途端、震え上がるほど怖くなる。
そう、屍人は有名人を使わないからこそ怖いのだ。
(ピエール瀧は出ているが、顔にインパクトのある方ではないので無問題)

問題は、前作で苦手意識を持ってしまった私のようなユーザーを
いかにしてあと一度引っ張れるかであろう。
私は、もう一度チャレンジしてみようと思っているのだが。

ただし、映画を観てゲームにも手を出してみようかという方は要注意。
プレイするならばそれなりの覚悟を持っておくように。
怖さのレベルが違い過ぎる。

サイレン 劇場版
劇場用映画「サイレン」の紹介記事はこちら。



SIREN(廉価版)


一度ベスト版(2800円)としてリリースしたものを
さらに値下げし1800円にしたもの。
これを機に「1」から始めたいならお勧め・・・したいが、
本当に難しい。腕に自信のある方のみ。


箪笥


映画紹介の中で引用した映画。
韓国製のホラーで、あまりにも「リング」を意識し過ぎた
シーンなども出てくるが、全体的には秀逸。
主演の姉妹二人が素晴らしい。


SIREN MANIACS サイレン公式完全解析本-


ディレクターである外山圭一郎氏の監修による解析本。
発売当時、伊藤潤二の漫画が読みたくて購入した。
世界観に惚れ込んだディープなファンには必読の一冊。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


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  タイトル:サイレン2/SIREN2
    機種:PS2
  メーカー:SCE
   発売日:2006年2月9日
    価格:7140円(税込み)
 公式サイト:http://www.playstation.jp/scej/title/siren2/
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