闘病アイテム、その2:「幽霊の在る風景」他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

1日の大半を寝て過ごしていた間の暇つぶしは、
DSやPSP等の携帯用ゲーム機で遊ぶほど体力がない時は読書、
両手で本を持つのもだるくなったら携帯アプリであった。
指先を酷使するジャンルは無理なので、
ジャンルは読み物かパズルがいい。
というわけで辿り着いたのが、「幽霊の在る風景」という作品だ。

幽霊の在る風景 01

「幽霊の在る風景」は、以前ヒューマン、スパイクから発売された
「セプテントリオン」「トワイライトシンドローム」「夕闇通り探検隊」等の
ゲームデザイン・シナリオを担当した木邨圭太氏が中心となった
team-YURAという制作チームの携帯用オリジナル作品である。
今回物色するまで全くノーチェックだったのだが、
上記の3作の大ファンでもあった私は即飛びついた。

幽霊の在る風景 02

木邨氏の手掛けた過去のタイトルからして
ホラーテイストの強いアドベンチャーかと思っていたのだが、
二人の主人公をザッピングしつつ、それぞれの視点から
記憶の底に封印された過去を探っていくという
大人向けのミステリーに仕上がっていた。
心象風景の描写が丁寧過ぎるほど丁寧で、
それが若干の「固さ」になっていたりもするのだが、
オチの付け方も含め、ストーリーの紡ぎ方は相変わらず上手い。

幽霊の在る風景 03

グラフィックの枚数が少ないこと、
テキストの使い回しが多いこと、
「思い出す」という要素が今ひとつうまく機能していないなど、
気になった箇所がないわけではないのだが、
携帯アプリという制約の多さを考えれば仕方ないところか。
ゲーム終盤で早くも「こなれていく感じ」が出てくるので、
次回作(全三部作らしい)では
さらに完成度が上がっていることを期待しておこう。

個人的には、CINGが任天堂のバックアップを受けて
「アナザーコード」をリリースしたように、
今一度コンシューマーで
team-YURAの新作をプレイしてみたい。

チョコレート

ちなみに、同じteam-YURA作品の
「チョコレート」というパズルゲームもダウンロードしてみた。
「SAMEGAME(鮫亀)」や「ZOO KEEPER」をベースに
ホワイトチョコレートとブラックチョコレートの2色のチョコを
交互に取るという要素を加えたお手軽なパズル・・・
なはずなのだが、気付けばすっぽりハマってしまった。
片手での操作も全く問題ない。

ただ一点、危険度を示すゲージの変化がわかりにくいため、
携帯の音を出していれば音楽の変化で気付くのだが、
音を消していると気付きにくいのは困った。
携帯アプリは音を出さずにプレイするユーザーも多いはずなので、
全ての状況が視覚的に把握出来るようなっていればなお良かった。

ストーリーモードの絵柄とテキストからして
メインターゲットは女性だと思うが、
パズル好きならけっこう遊べるのでこちらもお勧めだ。

2月1日~8日の1週間、
FOMA端末を使用しているユーザー限定にはなるが、
抽選で500名に携帯アプリ「チョコレート」がプレゼントされるらしい。
詳しくはhttp://ichoco.success.ne.jp/ まで。
(上記URLは携帯用サイトのため、PCブラウザでは表示されないので注意)

【関連サイト】

■http://www.team-yura.co.jp/
■幽霊の在る風景 #1 公式HP
■幽霊の在る風景 #2 公式HP
■チョコレート 公式HP