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 先日”インターネット情報によると与党の大幹部には帰化した人やその子孫が多い”と発言して失笑を買った石原都知事ですが,他所でもインターネット発のコピペに踊らされてたことが分かりました。


 問題の記事は週刊文春4月15日号での石原都知事のインタビュー。


NYではこんな日本の冗談が流行っているという。「日本人が鳩山首相のことを”サギ”だと言ったら,アメリカ人は”チキン”だと言う。中国人は”カモ”だといい,ヨーロッパ人は”アホウドリ”と言う。”本人は”ハト”だと言っているけど,本当は”ガン”なのじゃないか」


 ・・・あのさ。それがジョークとして意味を成すためには,Hatoが鳥の名前だって分かんなきゃならないし,サギが鳥と犯罪の,ガンが鳥と病気の同音異義語を持つことが分かんなきゃいけないわけで。カモは英語では格好の獲物ではなくて魅力のない人の比喩だし。NYにはどんだけ日本語通多いんだ。このジョークしばらく前からネットで流行ってて,政権批判は大いに結構なんだけど,アメリカ発って信じてしまうのはちょっと恥ずかしい。年取ってからインターネットを覚えたから仕方ないのかもしれないけど,もうちょっとメディア・リテラシーを身につけないと恥を垂れ流すだけだと思う。


 他にもこのインタビューでは,タレント候補批判,ポピュリズム批判と,どの口でそれを言うんだwという主張を展開していらっしゃいました。あと国を背負わない選手にはメダルは取れないとか,2位じゃだめなんですかなんて技術とは何か理解してないよ,とか。五輪招致競争で一位になれなかったくせに。


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