まず、これを見てください…ＹＡＨＯＯ！ショッピング …楽天市場 …
見ましたか？
それから、それとこのアメーバの管理画面やツイッターのタイムラインを見比べてみてください…
いずれも（画像：文章）の組み合わせが、テーマに沿って配置されているわけです。
ネットに「投稿」される「情報」に、商品と言論の区別はありません。読む側が「区別」しなければ…
いまやフェイスブックに投稿された自分の写真がデータベース化されており、
顔認証技術でほぼ正確に本人を特定できてしまう世の中です。
これまで外国国籍の人は、登録証の携帯を義務付けられたり、指紋をとられたりしてきましたが…
ネットには、人々は自分の方から喜んで自分の「個人情報」をアップしてくるのです…
そして、著作権法などにより、情報も「商品」であり、「私有物」と認定されるようになったということは…？
私たちのアップしている「情報」も「商品」であり、「私有物」として扱われるようになっているということです。
ひとつの懸念…「情報」だけで、済むのでしょうか…？
この資本主義社会では、労働者も”商品”です。奴隷の売買と変わらないのです。
昔の”奴隷制”は、奴隷そのものを売買していましたが、いまは「労働力」の売買です。
つまり、はたらける者のみが”売買”される…はたらけなくなったら、別の奴隷と取り替えるまでのこと…。
こういう世の中に、ネットに自分の履歴をアップして「就職活動」する人も出てきましたが…
それは自分たちの身分をさらに固定化し、強化していくことにほかなりません…
資本家は、人民の数の力を常に恐れています。人民のなかから生じる才能を恐れています。
だから、常にその数の力や才能（創造力）が自分に敵対してこないように飼いならす努力を怠りません。
ネットが個人をエンパワーすると期待されたものですが、「個人の時代」はますます遠のいています。
やはり、チームを作って共同作業した方がネット社会でも有利になるからです。
よって、個人がエンパワーされる以上に、企業がエンパワーされていく…
「個人」は「自分のトクになる」「自分の力を高める」と思ってネットに参入してきますが結局カモです…
巨大な資本…巨大な組織…
大きくなればなるほどむずかしくなるのが”管理”…
しかし、それもネットと人工知能の活用によって”解決”です…
これらの巨大なシステムが、私的に所有されているわけです…
そして、そこを駆け巡っている「情報」も、私的に所有される…所有＝支配…
人は「税金」だとカネを払いたくないのですが…宝くじなどの「ギャンブル」には喜んで払います…
人は写真を撮られることを嫌がることもあるのに、ネットには自分から晒していきます…
女性を裸にしたかったら、ラブホテルや銭湯を経営すればいい…わけですが…
人々はネットのマーケティングによって、モノを買わされるのみならず、
自分から自分も「商品」として流通させられているわけです。
原発事故で、この国が、日本人が、まったく信用できないと証明されたのに…相変わらず無防備です…
「監視社会」といえば、盗撮や盗聴を思い浮かべるのでしょうが、ネットを経営すれば自分から晒してくれるのですよ…
道具はすべてそろってしまった…
あとは、実際に”監視”を実行するだけです…
ネットは、個人が情報を収集し、権力を「監視」する以上に…
システムが、個人などの情報を「収集」し、「監視」するところなのです…
そして、さらに悪いことには、それらの「情報」はいかようにも加工され…
身に覚えがないのにテロリストにされるリスクまである…
われわれはいつでも暗殺されうる環境に置かれることになりました…
地図情報を入力すれば…トマホークはどこでも正確に爆撃します…
いまや無人偵察機だってあるのです…
もうちょっと、みなさん、怖がった方がいいのではないでしょうか？