フランシス・ベーコン | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

フランシス・ベーコン

この間のブログで、フランシス・ベーコンのことを書いたら、なんじゃらほい?と言う人がいたので、今日はそれについて書いてみようかと。

僕は、霊とかあまり信じない方なので、怖いものとかそんなありませんでした。
しかしある日、中学の美術の教科書で、夜も夢に出るくらい怖い絵をみます。
それがベーコンの「教皇インノケンティウス10世の肖像」でした。
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「うわぁ、、、なんじゃこりゃ、、、」とすぐに目をそらしたのですが、不思議なことに、何回かページを開くうちに今度は目が離せなくなりました。
ひどく歪められた人体に、むき出しの血肉や、叫ぶ顔。一瞬、非常に嫌な気持ちになります。
しかし、怖いもの見たさというわけではないのですが、なんというか自分の肉も心も含めたすべての内面を裏返しにされるような気持ちになり、見続けてしまうのです。
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絵が好きなもので、本屋とかに行ってもよく絵画集などを立ち読みするのですが、休みの日などは、池袋のジュンク堂などで一日中ベーコンの絵画を立ち読みし続けるくらい好き(という言葉が適切なのか?)な画家になりました。
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そのベーコンの「頭部」シリーズというのがあり、人の顔がひどく歪められた状態で描かれているのですが、この間のブログの写真はそれに似ていたなと思ったわけです。

相変わらず、ネットなどでベーコンの絵をみてしまうと、もうどれも知っている絵なのに2時間でも3時間でも簡単に見続けてしまうため、自分ににとっては非常に危険な画家です。

でも、色んな画家がいますが、色んな意味で、この人は天才の中の天才だと思う画家です。