渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba -2ページ目

240417

友達もまた季節のようなもので

その時々において移ろいゆくのだろう

 

ボートの引き波が重なり

湖面は今複雑な紋様に占められた

さらに風がそれを乱し

 

湖の底には蓮が眠っている

その奥に花びらが

 

拾えるわけではないけども手を伸ばし

揺れて水面に触れて

同心円が広がって 消えて

 

もう触れられぬ 底の奥のいつかの花びらも

私は覚えている 覚えている