小沢問題対応で、革新力が判別できる | 日出ずる国の未来のために

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南部 修太郎のブログです。

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 6月21日、小沢議員に対する所謂“期ずれ問題”裁判で、東京地裁の一審無罪判決に対し、指定弁護士が控訴しました。いったいいつまでこの国は、こんなバカげた不毛な裁判を続ければ気がすむのでしょうか。今回の小沢裁判の起訴内容は、会計の専門家によれば、普通なら簡単な修正で済む話で、罰金刑にすらならないような些細なことのようです(日刊ゲンダイ)。そんな些細なことに対し、マスコミや、検察・裁判所(官僚)、更には国会等、国を挙げた執拗な常軌を逸した小沢バッシングは、一体何が目的かと不思議に思わない方が不思議です。

 検察・裁判費用に、マスコミ関連費用、更には国会関連費用(3億円/日)等、この3年間で小沢問題に使った国費は、多分数百億円に上るのではないでしょうか?なんという巨額の無駄使いでしょう。
仮に小沢議員が有罪になったとしても、それによって国民が得る利益は全く何もないにも係らず、です。これだけの国費を、日々の生活に苦しむ国民のために使うことができれば、一体どれだけの国民が救われたことでしょう。
 多分、既得権益の受益者達にとっては、数百億円の国費を使っても、小沢議員の政治活動を封じることができれば、充分に意味のあることだったのでしょう。例えば検察は、総力を挙げ膨大な時間と労力を掛けて、東北地方のゼネコンの政治資金の流れを徹底的に捜査したそうです。しかし、既得権益にまみれた他の政治家達の疑惑は多く見つかったものの、肝心の小沢議員の疑惑の証拠は一切なく、とうとう証拠を捏造までしなければならない有様でした。確かにその執念は、異常としか言えません。ホンマに、あきれるわ!
 
そしてその結果生じた、想像を絶する愚民政治は、国民に莫大な損失を負わせました。円高・デフレの放置、国会の停滞等、この間の国家の損出は、多分、数十兆円に上るのではないでしょうか。小沢問題よりもそちらの方が、犯罪としてははるかに悪質で、国民に大きな損失を与えたと思います。
 従って、
小沢議員には是非、マスコミや評論家等を相手に、国民が蒙ったこの莫大な損失に対し、総額数兆円程度の損害賠償訴訟を起こして欲しいと思うのですが、いかがでしょうか。 
 
そして得られた賠償金は、是非、日本再生のため、新しいマスコミや政治を創る活動資金として活用して欲しいと思うのですが。Good Idea や!!

  しかし何故それ程までマスコミや官僚は、小沢議員の政治活動を恐れねばならないのでしよう。確かに小沢議員の意見や主張が、従来の利権構造に対し変革を興し、既得権益の受益者の利権を損なう不都合なものであることは分ります。しかし、かつて同様の改革を主張した現民主党政権の政治家達も、政権を担ってみれば、結局は従来の自民党以上に守旧的で、頑迷・愚鈍かつ破廉恥な政治屋に過ぎなかったことが露呈してしまいました。従って、たとえ小沢首相が誕生したとしても、結局は彼も、何もできないかもしれません。本当にこれほどまでに酷いバッシングが必要な程、彼は強力な改革者なのでしょうか?
  しかし、もしそうなら、是非一度彼にやらせてみたいと思うのは、私だけでしょうか。特に今程、改革が、日本の政治に必要な時がないにも係らず、現時点では、依然として明確に改革を主張している政治家は、彼しかいないのです。勿論彼の主張の全てが正しいとは思わないし、彼の主張する改革が、そんなに簡単に実現できるとも思いません。
しかし一度彼に政権運営を任せてみて、その上でそれが問題なら、それからバッシングをしても、決して遅くはないのではないかと思います。何故、彼が舞台に上がることをすら、これ程まで執拗に妨げる必要があるのでしょうか?

 確かにこの3年間のマスコミの小沢バッシングは異常でした。かつて国民を狂気の戦争へ駆り立てたという、戦前の報道の異常さを彷彿とさせました。私はその異常さから、逆におかしいと思い始めたのですが、しかしその小沢バッシングの成果は、確かにあったようです。
 例えば、私の周りの知人・友人にも、マスコミにすっかり洗脳されている方が少なくないのです。そういう友人に、「小沢の何が問題なの?」と尋ねても、起訴内容等、具体的な事実については何も知らず、ただ「とにかく、とんでもなく悪い奴なんヤ!」という答えが返ってくるだけです。ネットには様々な情報が溢れているのにも係らず、です。完全な洗脳状態にあることが明白ですね。改めてマスコミの洗脳力の凄さに驚くと同時に、自分の目で事実を直視し自分の頭で考えようとしない、従順で洗脳されやすい我が国の国民性に、今さらながら唖然とさせられてしまいます。

  最近、
森ゆうこ議員の「検察の罠を読みました。大変感心しました。その著作には、改革者の基本能力である、自らの目で事実を調べ、様々な意見を聞き、自らの頭でその真実性や妥当性を分析・確認し、考え、判断し、行動する能力が溢れていました。
  今、少なくとも日本の政治には、真の改革者が必要です。従って、マスコミや官僚に洗脳されやすい資質の人は、国会議員としては不適当だと思います。少なくとも改革のリーダにはなれないのではないでしょうか。常識や先入観に囚われず、情報収集力に優れ、事実に基づき冷静に理性的に判断し、真実を見抜ける洞察力の持ち主でなければ、真の改革等出来る筈がありません。
  とすれば
小沢問題は、政治家のリーダとしての革新力を見抜く格好の判断材料なのではないでしょうか。つまり小沢問題を正しく洞察できない人は、マスコミや官僚にも簡単に洗脳されやすく、真の改革等できる筈のない政治家だと思います。従って次の選挙では、そんな政治家は全て落選させることが必要なのではないでしょうか。
 
 

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