一言でいっちゃえば、ビジネス・ディシジョンだったんだと思います
MMAのスーパーイベントを開催して自社のブランドを宣伝していくか
それとも他の大会や選手をスポンサードして宣伝していくか
そう再検討してみると、去年の１０月にズッファ側が提示してきたオファーは
かなりリーズナブルなオファーだったということを
再認識したという事なのかもしれません
大会は中止
それだけじゃありません
今後もMMAの興行は打たない、そしてUFCの大会スポンサーになり
UFCのアパレルも手掛ける
そういった方向でズッファとの交渉も進んでいるみたいです
どちらの方がビジネス的にメイクセンスか
理に適っている方を経営者として選択したという事だと思うんです
そうです、IFL、ボードックファイト、HFC、エリートXCに続き
またもう一つの北米MMAプロモーションが
その歴史に幕を閉じたということです
このように大会がキャンセルとなった場合、通常の選手契約では
ファイトマネーは一切支払われない事となっています
ですから今回のこのアフリクションへの出場が決まっていた
選手たちへのファイトマネーは、取り敢えずは一切支払われない
そう考えていいと思います
となると、これは選手にとっては一大事なんです
この試合に向けて二ヶ月以上練習してきただけでなく
そのために、トレーナーやコーチだけでなく
選手によっては
セラピストとか栄養士とかスペシャリストを雇い準備してきた訳ですから
お金も使ってしまっている訳なんです
すでにダナ様が獲得を宣言しているヴィトー・ベウフォートや
アメリカで知名度やタイトル獲得歴のある
クリス・ホロデッキやジェイ・ヒエロンのような選手なら
すぐに他のプロモーションとの契約にもっていけると思いますが
他の選手たちにとっては、厳しい状況になりそうです
もうこうなってしまった今だから書きますが
実をいうと、この大会で検討されていたもう一つのカードがあったんです
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラと
わたしがマネージメントさせて頂いているマメッド・カリドヴとの
ライトヘビー級対決だったんです
まぁ、最終的には契約まで辿り着かなかったんですが
いまこうなってみると、他のプロモーションを選んでよかったです
アフリクションだから、通常より高額のファイトマネーだぁ～
と浮かれずに堅実な方向を選んで正解だったということなのか.....
まぁ、でもMMAという業界全体にとっては、今回のことは
かなりネガティブなニュースなんで、ほんと残念です
