ステロイド・テストについて | SLEEPTALKER - シュウの寝言
カリフォルニア州では、こうやって尿検査を行うんです

まず選手は

CSAC (California State Athletic Commission)ダウンのスタッフと一緒に便所にいって

渡されたコップにおしっこをします

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もちろんこのスタッフは、選手がちゃ~んと、いまだしている自分の尿を

そのコップの中にいれていることを確認します汗

まぁ、これぐらいは誰でもご想像がつくと思いますが....

ここからが、うん、なかなかしっかりしてるなぁグッド!というプロセスがあるんです

採取した尿は、10センチぐらいの、二本の透明のボトルに分けられます

なぜ二つなのかといいますと、それぞれ違った研究所に送られるからなんです

一カ所だけでテストをして何か不備があった場合を考慮して欧米か

尿はかならず二カ所違った場所で

違ったプロの人たちの手によって検査されるんです

さて、この透明のボトルには、特別な蓋がついています

一回閉めてロックをすると、はい、も~うこれまででビックリマーク

そうなんです、また一度開けてしまうと、もう二度と使い物にならない

そういった特別な蓋付きボトルなんですチョキ

コミッションのスタッフは、選手の目の前で

「はい、ちゃ~んとみていてくださいねぇ~」

といいながらボトルの蓋をロックします

それで終わりじゃないんですかお

コミッションが用意した書類があるんです

選手の名前や電話番号、大会名、試合日

尿を採取した日にちなどが記載されており

選手はそれを確認してサインします

その書類には、それぞれテストID番号というのがついているんです

そして書類の終わりの部分が

このテストID番号が明記されたシールとなっており

コミッションのスタッフは、これも選手に

「はい、ちゃ~んとみていてくださいねぇ~」

と、いいながら、このシールを

蓋のロックの部分からボトルの首の部分にかけて貼るんです

こうしておけば、このあと第三者がこのボトルを開封すれば

必ず形跡が残るということなんです

これだけではないんです汗

まず選手がサインした書類は、選手の目の前で郵便パッケージにいれられて

アスレチック・コミッションのオフィスへ送られます

そして蓋がロックされ

その上にID番号がかれているシ-ルを貼った透明のボトルは

コミッションが用意したボックスにいれられます

それぞれ違った場所に送られる訳ですから

このボックスも二つ用意してありますお

そしてこのボックスのロックの部分にも

テストID番号のかいたシールが貼られます

これもボトルと同様で

第三者が開けたらすぐにわかっちゃう、という事です

ここでもうひとつのポイントは

ボトルとこのボックスには、ID番号しか貼られていないという事なんです

そうです、選手の名前は一切記されないんですグッド!

それが書かれているのはコミッションのオフォイスに送られる書類だけ

研究所は、誰の尿だかはわからない状態で検査を行う訳です

研究所としては、テストID番号と結果だけをコミッションに知らせればいい

コミッションはテストID番号と書類を照合すれば

どの選手の結果だけすぐにわかるからスマイリーという事なんです

これは、検査をなるべく公平に

そしてニュートラルな立場の人間の手によって行うために

考えられたプロセスなんです

そのために二カ所で検査する

そして実際に検査している人たちは誰の尿を検査しているのだかわからない

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ただここまで徹底してやっても

人間の行うすべてのことには

間違いが生じることがあると思うんです

これは前々から書こうとは思ってたんですが

例えばわたしがマネージメントさせて貰っているカリーナ・ダムアップ

彼女は、去年の4月にカリフォルニアで試合をした時に採った尿に

ステロイド陽性反応がでちゃったんです

ナンドロロン(正式名は「19-nortestosterone」)という筋力増強剤の一種でした

ただその時に、陽性反応という結果そのものよりも

あれ、おかしいなぁ、とわたしが思ったのは

コミッションが発表した数値だったんです

37.9 ng/mL !?

もちろんわたしは医学に関してはド素人なんで、偉そうなことはいえないんですが汗

ナンドロロンが2 ng/mL以上だったらアウトという規定をきいて

それに比べて、37.9 ng/mlってぇのは、素人目にみてもちょっと多過ぎねぇかぁ

そう思ったんですよ

そこで調べてみると、尿検査の前日にかなりの量のナンドロロンでも採らない限り

牛とか馬ならいざしらず、37.9 ng/mlもでるのは不自然らしいんです

まぁ、だからといって何かできた訳ではいんですが悔し泣き

陽性は陽性なんで.....

ただ、人間の行うことには常にミスはつきもの

特にこの国では汗アメリカ

わたしは大抵の場合はそう思ってます

カリーナに関しては、詳しいことはまた別の機会に書きますが....

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どうもヒョードル対ジョシュは正式にアウトみたいですね

ほんと残念です

この二人の闘いは、MMAファンなら、UFCとかDREAMとかストライクフォースとか

プロモーションなんて関係なく

とにかくみたい!!

そんなビッグマッチだったと思うんですよねぇ

見た目だけじゃ判断できなぇだろ!!と怒る方もいらっしゃると思いますが

ステロイドの兆候を判断するのに、見た目って結構大事というか

かなりそれで予測できる部分があるんです

ですからジョシュに関しては「見た目」でしかいえないですが

彼の身体をみると

英語ではベイビーファットと呼ばれる

脇腹の部分に贅肉がありますが、あれはステロイド使用者には

なかなか見られないものだと思うんです

肩とか首、そして腕の筋肉をみても

固まりがモッコリと出ている感じではないんですよねぇ

これ以上は、ほんと憶測になっちゃうので、ここでやめますが汗

潔白なら

ジョシュはお金もあるんだからにやっ

有名な研究所で自費で再検査して、優秀な弁護士とスポークスマン雇って

しっかりとCSACや世間に訴えて欲しいですねかお