手術の成否は患者の力なのか | 小腸がなくても平気です!〜しょーへーのブログ〜

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23歳の時に「原発性小腸軸捻転症」という病気にかかり、それ以来小腸がない状態で生活している日々をゆるーく綴っていきます。

東京マラソンを見ながら書いています。8年前の第1回東京マラソンはICUのテレビから見ていたのを思い出します。

そんなICUにいた時に、看護師長さんに言われたことがあります。「今まで大変な病気を乗り越えた人をたくさん見てきたけど、みんなこれからやることがあったから助かったのよ。あなたもまだやらなければいけないことがあるんだわ」と。

今まで何度か生死の狭間を彷徨いました。大きな手術も何度か受けています。手術がうまくいくと、医師や看護婦さんから「よく頑張りました」「本人の力です」「ええ根性しとる」と、僕が褒められることがありました。つまり、手術の成功は患者の力だと。その時は「そうなんか?」「寝てただけやで」「あんたの力やろ」と決して自分の力だと思うことはありませんでした。

基本的に大きい手術は全身麻酔で行われることが多いです。全身麻酔だと、患者は身動きが取れず、意思を発することはできません。医師に全てを委ねるしかありません。

しかし、あれから僕もブログを始め、いろんな人の闘病記を読んだり聞いたりするようになりました。そして少しずつですが、手術の成功は患者の力というあの言葉が間違っていないのではないかと思うようになっています。根拠はありません。ただいろんな人のブログを見たり話を聞いたりしただけです。でもやっぱり患者の、生きたい、死にたくない、まだやることが残っている、という思いが手術を成功させるのではないかと思うのです。

スピリチュアル的なものはどちらかと言うと嫌いです。「奇跡体験!アンビリバボー」とか「24時間テレビ」なども見ません。基本的には目に見えることしか信じません。でも、どこかで目に見えない力が働いているのではないか、そして、あの時師長さんに言われた自分がやるべきことは何なのか。きっと来年以降も、東京マラソンの日には同じことを考えるのでしょう。




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