消防点検会社エフ・ピーアイが火災報知機についてお伝えします。
再び火災報知機について触れさせていただきます。
今回は感知器の選択基準についてご紹介致します。
感知器は熱・煙・炎感知器に大別されています。
熱感知器が適応する設置場所の一例を挙げると次の通りです。
・煙が滞留するような換気の悪い場所 ※差動式スポット型及び分布型
(会議室、応接室、休憩室、控室、楽屋、娯楽室、喫茶室、飲食室、待合室、キャバレー等の客室、集会場、宴会場等)
・風の影響を受けやすい場所 ※差動式分布型
(ロビー、礼拝堂、観覧場、塔屋にある機械室等)
・大空間でかつ天井が高いこと等により熱及び煙が拡散する場所 ※差動式分布型
(体育館、航空機の格納庫、高天井の倉庫・工場、観覧席上部等の高さ8m以上の場所)
次に、煙感知器が適応する設置場所の一例です。
・就寝施設として使用する場所 ※蓄積機能を有したもの
(ホテルの客室、宿泊室、仮眠室等)
・煙以外の微粒子が浮遊している場所 ※蓄積機能を有したもの
(廊下、通路等)
・風の影響を受けやすい場所 ※蓄積機能を有したもの(イオン式除く)
(ロビー、礼拝堂、観覧場、塔屋にある機械室等)
・煙が長い距離を移動して感知器に到達する場所
(階段、傾斜路、エレベータ昇降路等)
・燻焼火災となるおそれのある場所
(電話機械室、通信機械室、電算機室、機械制御室等)
最後となりますが、炎感知器の一例です。
・上記の煙以外の微粒子が浮遊している場所
・上記の風の影響を受けやすい場所
・上記の大空間でかつ天井が高いこと等により熱及び煙が拡散する場所
このように、環境状態によって設置する感知器が決まってきます。
それぞれの動作原理や特性が活かされて、環境に適したものが設置されているわけです。
何かのご参考になれば幸いです。
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