今年は雪も多いし、寒さも厳しい。
週刊天気予報で氷点下17度の文字が続いているのを見ると、
朝起きるのが辛くなります。
そんな極寒の北海道でも、この時期、レタスが収穫されています。
現在、うちで取り扱っているのは、旭川産の水耕栽培のものと、
札幌産の施設栽培のもの。
旭川産はLEDを使っての完全な植物工場。
札幌産は温度管理、湿度管理をしっかりと行って栽培している土耕栽培。
札幌産は予想以上の売れ行きと、寒さによる生育の遅れで品薄に
なってはいますが、どちらも安定的に販路が決まってきました。
植物工場といえば、先日、こんなテレビ番組をみました。
途中からでしたので、不足な部分はありますが。
日本のある植物工場でレタスを栽培している会社が、
韓国でレタスを栽培するというものでした。
韓国の企業も加わり、資本提携も受けてのことのようでした。
韓国は世界的な電機メーカーもある国。
植物工場用に独自にLEDライトも試作していました。
なにせスピードと決断力がある。
こんな話も聞いたことがあります。
中国の富裕層の健康志向の高まりから、
中国国内での有機栽培農産物の需要が高まってきている。
そのため、日本から有能な有機栽培の技術を持つ人材を引き抜いていると。
確かに中国の富裕層の健康志向はブームだと感じています。
中国富裕層向けに、日本での人間ドックや美容を売りにした、
メディカルツアーがよく売れていると仕事の中でよく耳にするようになりました。
日本は技術の国。
野菜に関しても、手間ひまかけて、大切に育て、
これまで培ってきた技術や工夫、新たな先端技術を
駆使して、他の国に負けない農産物を作ることのできる国。
この国にとって、経験や技術は大切な財産であり、
強みでもあります。
どうかその宝を大切に守ってくださることを
願っています。